祇園ばやしが京都の町に流れる7月。
四条通の「大丸京都店」の入口のショーウィンドーには、毎年、ミモロがボランティアでご奉仕している四條町の「大船鉾」の舳先を飾る大金幣が置かれています。「13日までここで見られるんだよ~」そう、これほど近くでゆっくり見られる機会はほかにありません。

幕末の禁門の変により京都の町の火災で、ほとんどの部分を焼失してしまった「大船鉾」。この大金幣は、焼失を免れました。

昨年の舳先は、龍頭が飾りました。現在、龍頭は、来年に向けて、金が施される準備を行っているのだそう。
「大船鉾」は、後祭に登場する鉾で、巡行の〆を務める鉾で、前祭の山鉾巡行の〆は、「船鉾」でこれは出陣の船。一方、「大船鉾」は、勝利で戻る凱旋の船なのです。
さてミモロは、今年もお手伝いする、四條町の「大船鉾」のボランティア説明会に出席しました。


それから、今年の見どころなどを執行理事の 柳本さんさんがわかりやすく説明してくれました。


メモを取りながら熱心に耳を傾けるミモロです。
「大船鉾」が復興して4年目。毎年、どこかが進化しています。
今年は、船の一番後ろの艫屋形(ともやかた)という部分の高欄が朱塗りになりました。
「だんだん華やかになっていくんだ~」と、毎年楽しみなミモロ。いよいよ来年は、龍頭が金色に輝く予定です。
また、授与する品々も、厄除け粽のほかに、オリジナル手ぬぐい、扇子、団扇のほかに、勝利の凱旋船に因み「勝守」が登場します。「試験、勝負事、なんでも人生で大切なことに勝つご利益があるんだって~」とミモロ。
ミモロが、「大船鉾」のお手伝いをするのは、22日と23日の10時~16時です。会所のどこかでボランティアしています。
「小さいからわかんないかも~。声かけてください~。出てきますから~」とのことです。
祇園祭のはじまりと共に、スタートしたのが、「京都文化博物館」での「横山崋山展」です。


オープニングセレモニーに出席したミモロ。
「横山崋山って知らない~。渡辺崋山なら知ってるけど~」という人も多いはず。
横山崋山は、江戸末期に京都で活躍した絵師で、幼少期より曽我蕭白に影響を受け、その後、多くの流派の画法を身に付けた絵師です。その自由で、卓越した画法は、国内外に高く評価された人気絵師です。


「なんかすごい絵師だね~いろいろな技術もってる~天才だよね~」とその作品を前に、ただただ感動するミモロなのです。
今回、約120点が展示される初の回顧展で、見ごたえがある展示です。
なかでも約30メートルに及ぶという晩年の大作「祇園祭礼図」は、当時の山鉾巡行の様子が刻銘に記録された貴重な資料でもあるのです。


現在、その姿を見ることができない山鉾も登場。
「あ、大船鉾がある~」

「いつかこういう姿に戻るんだね」と特に熱心に見るミモロでした。
8月17日まで開催の「横山崋山展」。ぜひ祇園祭見物と共に訪れていかがでしょ?いっそう山鉾への興味が強まるはず・・・

*「京都文化博物館」での「横山崋山展」の詳しい情報は、ホームページでどうぞ
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