「もうすぐ祇園祭だね~」と、この時期になると、自然とワクワクしてしまうミモロ。
さて、7月17日には、前祭の山鉾巡行と神輿が巡行する神幸祭が行われます。それに先立ち、山鉾が建ち並ぶ町では、いろいろなイベントや屋台などが通りで、訪れる人たちをもてなします。
「ミモロちゃん、うちでも特別イベントするんですよ~」とご連絡をいただいたのは、「ミモロの振袖お披露目イベント」でもお世話になった「京からかみ」の「唐丸」さんです。
京の伝統工芸のひとつでもある京唐紙。その摺りを体験し、しかも、祇園祭にピッタリの豆うちわや飲み物を入れるタンブラーを作る体験イベントです。参加費は、それぞれひとり1000円。予約なしで体験できます。
「わ~こんな素敵なものが作れるの?」と驚くミモロ。
事前にお邪魔して、体験させていただくことに。
所要時間は、30~45分くらい。摺りの部分は、子供でも大丈夫。
さっそくミモロは、豆うちわづくりに挑戦です。
「もう準備できてる~」
机には、摺りに必要な金と銀の絵具。版木に絵具を移す専用のスポンジなどが置かれています。
この日の体験者は、アメリカからのお客様。日本文化に興味を持ち、文化庁のインターシップ制度で滞在されている工業デザイナーのブライアンさんと、奥様のジャクリーヌさんです。
やり方の説明を英語で流暢にする営業の上田さん。
「こんな小さな子でも、できますか?」と、ブライアンさん。「大丈夫ですよ~。それにミモロちゃんは、前にも体験しているんで、馴れてますから~」と上田さん。「はい、ミモロ、唐紙摺るの大好きで~す」とミモロ。
「豆うちわづくり」は、まず、うちわの紙選びから。「どの色にしようかな?」と悩むミモロ。表と裏の2色を選びます。
次に、版木選びです。伝統の文様は、まさに唐紙らしい品格漂うもの。「う~どれにしよう~」と、ここでも迷うミモロです。
「チョウチョと鳥の模様にする~」と決めたミモロは、版木の上を水を含んだタオルで濡らし、絵具の着きをスムーズにします。
「え~と、絵具は、シルバーのにしよう~」と、団扇の面は、大好きな赤に決めたミモロ。絵具を専用スポンジの上に筆でおきます。
「これくらいでいいかな~」、あまり絵具をつけ過ぎても、版木の細かい部分が埋まってしまいます。ほどほどに・・・
スポンジを版木の上にポンポンとしながら、絵具を版木に移します。
みんな真剣に作業をします。「ミモロちゃん、慌てなくても大丈夫よ~」と、作業が遅いミモロをやさしく見守る上田さん。
絵具を置いた版木に、団扇の紙をおいて、手のひらで紙をやさしく撫でて、絵具を紙に馴染ませます。
浮世絵のように、摺るときに、ばれんを使わないのが、京唐紙の特徴。
「もういいかなぁ~」とミモロ。
「わ~キレイに摺れた~」と満足の出来。
「では、次は、裏側も摺りましょうね~」。ミモロが選んだ版木は、龍の模様。「団扇の持ち手の部分が、下に来ますから、下すぎると、龍が欠けてしまいますから、上から1センチくらいのところに摺ってくださいね~」と上田さんのアドバイス。
「は~い。ここら辺ですね~」とミモロ。
熱心に作業する参加者。ミモロも作業に熱がこもります。
「ここで大丈夫かなぁ~」と、ちょっと心配そうな表情。「キレイに摺れますように~」と手のひらに思いを込めて・・・。
「わ~できたよ~」と豆うちわの摺りが完成です。
「では、次の作業に移ります~」と上田さん。
いよいよ豆うちわの組みたて作業に移ります。
「京からかみ 唐丸」京都市下京区鷹辻通柳馬場西入る泉正寺町460 電話075‐361‐1324 「祇園祭特別イベント 豆うちわとタンブラーづくり体験」は、7月14日~16日の3日間。受付時間は、13:00~19:00 参加費各ひとり1000円 予約不要 保昌山の近くです。
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