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食前酒をいただいた後、部屋の戻ると、そこには、すでに夕食の準備が。
「フムフム、これが今日のお料理だね…」。お品書きを読みながら、いっそう期待が膨らみます。
そこへ、このお部屋の係りの方が、「お食事、始めさせていただいて、よろしいでしょうか」と。
「はい、ドンドン持ってきてください…」ちょっとおやじっぽい発言。よほどお腹が空いているようです。
*旅のポイント:「由布院 玉の湯」の魅力は、料理の美味しさ。素材選びや調理の仕方が、訪れる人を感激させます。それに加えて、品目によって、料理が選択ができること!この日は、お吸い物、メインディッシュ、焼物などが、複数の種類の中から、自分の好きなものが選べました。例えば、メインディッシュは、鴨鍋、すっぽん鍋、地鶏の焼き物、豊後牛のステーキなどから、好きなものを1つ選べます。宿の料理が、すべておまかせが多い中、食べたいものが選べるのは、嬉しい限り。こういうところも、人気宿の秘密ですね。
まずお膳に運ばれたのは、彩りも美しい旬の山菜などの盛り合わせ。
「どれから食べようかな…」と、どれも美味しそうでミモロも迷ってしまいます。
お手元には、山野草の箸置きに、青竹の箸。とても風情があってステキ。
田舎風煮物には、サツマイモやシイタケなど、ごく普通の食材なのに、どれもとってもいいお味。
とても家庭では、出せないお味です。
続いて、お好みで選べるお汁では、ミモロは、季節のお吸い物をお願いしました。
「え、これがお吸い物なの?」とビックリ。
ミモロの前には、大きな柚が1つ。葉っぱのついた部分が蓋になっていて、それを開けると…中には、白身のお魚などのお汁が入っています。
柚の香りが、鼻をくすぐり、お出汁のきいたお汁が、柚の風味に包まれて、それはそれは美味しい逸品。
スプーンではじめは、すくっていただきましたが、お仕舞には、柚を両手で持ちあがて、最後の一滴まで、飲み干したミモロです。
お造りは、城下カレイなど、大分の海の幸。
そして、焼物は、お好みで選んだヤマメの塩焼
地産地消を目指し、地元の新鮮な食材がふんだんに登場する料理の数々。素材本来の持ち味を十分に活かした料理は、何度食べても、美味しいと思うものばかり。器も九州の焼き物が中心で、地元の食材には、地元の器が、よく似合う…そう思わせる盛り付けです。
旅のポイント:「由布院 玉の湯」の料理の素晴らしさは、もちろん美味しさにありますが、それと同時に、夕食、朝食がいただける時間帯が、長いことも見逃せません。ふつう、旅館の食事時間は、夕食なら18時から20時頃がお決まり。でもここでは、あらかじめお願いしておけば、かなり遅くなっても食べられます。また朝食も、寝過ごしても大丈夫なくらい対応してもらえます。
さらにチェックイン14時、チェックアウト12時というのも、旅館としては、珍しいくらい。多くの旅館は、チェックイン15時、チェックアウト10時。ここでは、それに比べ滞在時間が3時間も、長いんです。
素敵な宿ですから、できるだけ長くいたい…そんな宿泊客の気持ちに沿ったもてなしです。
旅館でありながら、宿泊客の自由度が、非常に高い!これってスゴイことです。
そんな目に見えない部分のサービスが、人気の宿として、常に選ばれる理由だと思います。
さて、夕食もいよいよメインディッシュへと進みます。
メインディッシュに、ミモロは、何を選んだの?