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「由布院 玉の湯」に宿泊しているミモロ。1泊なので、朝食の後は、時間も残り少なくなりました。
「でもチェックアウトは12時だから、まだもう1回温泉に入れるね」。確かに、まだ2時間あります。
そこで、朝食を終えると、急いで大浴場へと向かいます。
お部屋のお風呂も快適でしたが、やはり大きなサイズのお風呂は、開放感も抜群です。
「あ、だれもいない…」男女別の大浴場は、ゆったり。誰もいない大浴場は、ミモロが独占。
さっそく脱衣室で、洋服を脱いで、入浴の準備。
「わー気持ちよさそう…」着替えを終えて、脱衣室から大浴場を覗きます。
モコモコと湯気が立ち、温かそうな温泉が、大きな湯船にあふれています。
まずは、内風呂の湯船へ。
ミモロ、入る前に、よくお湯を体に掛けなくちゃね。
*温泉の湯船に入る前には、必ず十分に体に温泉を掛けることを忘れずに。ドボンと湯船に飛び込むのは、危険です。
温泉を掛けるのは、心臓から遠い足先から。そして、首筋や顔、できれば頭から、温泉をかぶることをおすすめ。この段階で、石鹸で体を洗わず、汚れをよく流す程度で、十分です。体を石鹸で洗うなら、体を温泉で十分温め、肌を柔らかくしてからの方が、ゴシゴシ擦らずに、済みます。でも、あんまり肌の角質を取らないでくださいね。
全身に十分温泉を掛けたミモロは、湯船に。足からゆっくり入ります。
肩までよく浸かって、十分に体を温め、発汗を促します。
*大浴場の効果:部屋のお風呂もいいですが、温泉に来たら、やはり大浴場での入浴をおすすめします。
まず、脱衣室や浴室が、温まっているので、特に冬は、裸になっても、体への負担が少ないんです。
また、大きなスペースの開放感は、リラックス効果も。手足を十分に伸ばし、人がいなければ、お風呂の中で、軽いストレッチやバタ足をして、体を伸ばしましょう。
さらに、大量の湯が入っているので、水圧が大きく、血行の流れを促進します。
宿やホテルに大浴場があったら、ぜひ、1回は、入ることをおすすめします。家のお風呂では味わえない開放感を満喫してください。
しばらく湯船に浸かったミモロ。あら、遊んじゃだめよ。
源泉掛け流しの湯口の上に。
「源泉だって」と表示をさして。熱い湯がでるから、注意してね。
「ハーイ」そういうと、今度は、トコトコと外へ。「こっちに露天風呂があるんだよ」
露天風呂にも、源泉掛け流しの湯があふれて、それは気持ちよさそう。
*露天風呂に入る場合は、必ず内風呂で十分に体を温めてから。冬の外気は、かなり冷たく、体が温まっていないと、温度差が体の負担に。
露天風呂でもゆっくりはいって、湯上りは、遠くに見える由布岳を眺めながら、ひとやすみ。
「由布岳を見ながらの入浴って、なんか贅沢だねぇ」
*天気により、見えないことも。あしからず・・・。
*温泉では、お肌のために、決してゴシゴシと体を洗わないように。温泉には、肌の老廃物を取り除く効能が多くの泉質にあるため、必要以上に肌の角質を取り去ることは、かえって肌荒れに。冬は、いくらしっとりする効能があると言われる温泉でも、ボディーローションなどを付けることをおすすめします。
乾燥が激しい冬は、いくら温泉に入っても、肌の乾燥は、進みます。油分で肌に膜を作ると、湯冷めも防げ、また肌の保湿も長時間保つことができます。
「あーいいお湯だったー」
体中から湯気を立てながら、ミモロは部屋に戻り、チェックアウトために、荷造りを始めました。
*温泉の入り方は、温泉ソムリエ、温泉入浴指導員のからのアドバイスでした。