ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

錦市場を通る神輿。祇園祭もいよいよ大詰め「還幸祭」の神輿巡行

2014-07-26 | 祭事・神事・風習

24日、祇園祭の後祭の山鉾巡行が終わった夜。四条寺町の御旅所にいらした3基の神輿が、再び、八坂神社に戻られる「還幸祭」が行われました。ミモロは、今年は、錦市場のお友達のお店の前、御神輿を迎えることに・・・・。

夕方6時ごろ、ミモロは、錦市場に到着しました。この時間、すでにほとんどのお店は、閉店時間を迎えて、昼間は、観光客やお買い物客で、にぎわう錦市場も、ひっそりとしていました。

 
お友達のお店は、人気の魚屋さん。昼間は、たくさん魚が並ぶ店先も、すっかり御片付けが済んで、「もうなんにもない…」と、魚好きのミモロはがっかり。神輿が来るまで、シャッターが半分閉じられた店先で、待つことに…。

「あ、もうすぐ御神輿来るかも…」ミモロは、店先に立って、神輿が来る寺町方向をじっと見つめていました。
「あれ、なんか立ってる…」と、神輿装束のお兄さんやおじさんが、ミモロを不思議そうに見ては、通り過ぎてゆきます。

だんだん神輿装束の人たちが増えてゆきます。ミモロ、そこに立ってると蹴飛ばされちゃうわよ…。下がって…。

「わーたくさんの人が来たよ~」ミモロの目の前に大勢の男衆…。


八坂神社の大きな神輿は、3基。錦市場を通るのは、そのうちのひとつ、西御座と呼ばれる、八柱御子が乗られる八角形の屋根が特徴の御神輿で、錦神輿会が担ぎます。

ミモロ危ない…アーケードの続く錦市場の通りを、勢いよく入ってくる男たち…「そこの子、下がって…」と、注意されてしまいました。ピョコンと横に飛んで、間一髪…もうミモロだめでしょ…そこに立ってたら…「だって、近くで見たいんだもの…」
大丈夫、すぐ近くで見えるから…。

道幅の狭い錦市場内では、神輿は担がれず、台車に乗って通ります。そのため、多くの担ぎ手が、神輿の前後をドドドドと集団で歩くのです。

「わー来た~」大きな神輿が、目の前を勢いよく過ぎてゆきます。台車に乗っているので、神輿の位置は、やや低めで、まさにすぐ横を通る感じ。こんなに近くで動く神輿を見られるのは、台車に乗っているときだけ。担がれると、周囲は、担ぎ手で埋め尽くされ、とても近づくことはできません。

「下がってくださ~い」という声がアーケードに響きます。拡声器も、西御座用のもの。

「わーやっぱり迫力ある…」とミモロは、通り過ぎる豪華な神輿にただ見とれています。「ホント、京都の御神輿って、豪華だよね…」

「わーもう行っちゃった~」まさに一瞬のできごど…という感じ…「今年は、山鉾の方に忙しかったから、あんまりゆっくり御神輿見る時間なかったなぁ~」と、今年の祇園祭を振り返るミモロ。

「あ、ミモロちゃん…」と、担ぎ手のお兄さんが声を…。
「あれ~前にどこかで会ったことがある…え~と…そうだ、神輿洗いの時だ…」と、7月10日に行われた四条大橋の神輿洗いでお目にかかった方…。「でも、あの時は、三若の神輿の『中御座』を、神輿洗いを仕切る、四若の神輿会の人たちが担いでいたはず…でも、その時のお兄さんが、今日は、錦神輿会…よくわかんなくなっちゃった…」と。なかなか観光客では、知りえない部分もわかってきたミモロでした。

神輿が過ぎても、それに従う人たちの集団が、アーケードいっぱいに続きます。
「あ、馬も来た~」神職の方が乗った馬も錦市場の中を…
「馬が錦市場を通るのは、お祭だけだよね…」

しばらくして、「わーみんな通り過ぎちゃった…」
神輿が過ぎ、再びガランとしたアーケードに、ポツンとミモロが残されました。

神輿は、その後、町を巡行し、夜10時ごろに、八坂神社へと戻ります。それから、3基の神輿から、神様たちが、本殿に戻られる神事が厳かに行われます。

「もう祇園祭も終わりだね…」と、祭りが終わる寂しさが胸に迫るミモロです。

かつて「祇園祭」というと山鉾巡行だけかと思われていた節がありますが、今や、神輿巡行も、多くの人たちが見物するようになりました。「昔は、八坂神社の石段下に3基の神輿がそろっても、見物人は、少なかった…」と、地元の方。年々、神輿への注目度も高まり、石段下は、詰めかける見物人で、身動きができないほどに…。


「だって、京都の御神輿すばらしいもの…一度見たら、感動するよね~」と、京都に来て以来、すっかり御神輿に魅せられたミモロ。八坂神社以外の神輿も、素晴らしいものが多いのが、さすが京都…。

7月28日は、再び神輿洗いが行われ、31日に、八坂神社境内の摂社、疫神社夏越祭で、厄除けを祈願して、一か月に及ぶ「祇園祭」も幕を閉じます。

「さすが日本で一番長い祭り…、楽しかった~」今年もいろいろな思い出ができたミモロでした。




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待ちに待った「大船鉾」の巡行。多くの人の熱い視線が注がれる中、堂々とした新たな船出

2014-07-25 | 祭事・神事・風習

「わーいよいよ『大船鉾』が町に出る日だね~」と、朝からソワソワしているミモロ。8時ごろ、鉾が建つ新町通へと向かいました。すでに、鉾は、出発準備完了。鉾の周囲には、巡行に同行する人や見物人でにぎわっています。
  
見物人の中に、お友達の姿も…「いよいよね~ミモロちゃん…」「うん、ドキドキしちゃう、ちゃんと辻回しできるかな~」とミモロは、少し心配のよう…。だって、すべてが初めて、なんといっても150年ぶりに京都の町に出るのです。いくら何度かリハーサルをしたとはいえ、やはり本番経験のなさは、関係者には緊張をもたらします。

  
ついに『大船鉾』が、動き始めました。150年ぶりの新たな船出です。もちろん、ここまで至る苦労は、並大抵ではありません。四条町の人たちの長年の思いが、ついに実現を迎えた記念すべき日。「この日に立ち会えるって、しあわせ…しかも、ボランティアでお手伝いもできたんだもの~」と、ミモロの思いも熱いものが…。

  
船出する『大船鉾』に、周囲から拍手が沸き起こります。「おめでとう!」という歓声も…。
その中を、鉾は、堂々と…そして同行する人たちは、胸をはり誇らしげに、新町通を北へと進んでゆきました。

ミモロは、鉾に先回りして御池通で待つことに…。
「北観音山」、「南観音山」が、次々に御池通に入ってきては、辻回しをして、京都市役所方向へ進みます。
さすがベテランの山・・・辻回しもスムーズです。この2つの大きな山にとっても、実は、正面から大通りに出るのは、久しぶりのこと。以前は、四条通で列をつくるために、後ろ向きで進んでいたのです。

「あ、やっと『大船鉾』がやってきた~」
見物人から、「大きな立派な鉾やなぁ~」との声が…。その言葉に、ミモロは、ちょっとうれしくなりました。
「辻回し大丈夫かなぁ~」、ミモロだけでなく多くの人が心配する初めての大舞台での辻回し。
鉾の上には、「四条町大船鉾保存会」の松居理事長。通りからは「祇園祭山鉾連動会」の吉田理事長も、心配そうに見上げます。
  

皆が見守る中、「大船鉾」は、無事に辻回しを終了。沿道から拍手喝采。
  
見守る関係者にも笑みがこぼれました。

さて、無事に最初の辻回しを終えた「大船鉾」は、一路、御池通を東へ。「大船鉾」は、後祭に参加する山鉾の最後尾を進みます。

ミモロは、次は、河原町通へ。昨年も山鉾巡行を見物させてもらった「きねや」さんの2階へ。
「ここから、鉾に手を振るんだ~」と「大船鉾」に乗っている、顔見知りの方を応援するつもりです。
2階からは、次々に目の前を山が通り過ぎてゆきます。
       
後祭の山鉾巡行の先頭は「橋弁慶山」、続いて「北観音山」、「八幡山」(写真なし)、「浄妙山」「鈴鹿山」「南観音山」「鯉山」「役行者山」「黒主山」と、9基の山が進みます。
先祭といっしょの時は、見物人が、後祭の山が来るころには、暑さのためなどで立ち去る人が多かったそう。でも、今回は、この山を見るために、大勢の人が沿道を埋めています。「昨年より、みんな張り切ってるみたい…」とミモロは感じました。
大きな山では、屋根に乗る人が、ミモロに気づいて、手を振ってくれました。「大船鉾」も手を振ってくれるでしょうか…。

「なんかちっとも『大船鉾』来ないね~」。順調にミモロの前を通り過ぎるほかの山。2つの大きな山も、四条河原町の辻回しを終えて、もう河原町通に、姿ありません。「どうかしちゃったのかな?」と心配になるミモロ。ずいぶん、前との間隔があいてしまったよう…。でも、沿道の人たちは、150年ぶりに復活した『大船鉾』の姿を一目見ようと、だれも立ち去る人はいません。「あ、やっと来た~もう心配しちゃった…」
目の前を鉾の囃子方が通り過ぎます。ミモロは、一生懸命手を振りますが、演奏中の人ばかりで、だれもミモロに手を振ってくれません。
 
「あ、ご神体の神功皇后さまのお姿…」なんと鉾の中央部に、白い衣をまとった神功皇后さまのお姿が…。
「なんかラッシュアワーの電車に乗っているみたい…。それに周りはみんな男性ばかりだし…。きっと汗臭いよね~」と。
でも、涼やかな表情の皇后さま…。久しぶりの京の町の景色を楽しまれていらっしゃるよう…。さぞやうれしいことでしょう。思わず、手を合わせるミモロでした。

八坂神社の3つの神輿が鎮座する、河原町の御旅所の前で、神事が行われたのち、「大船鉾」は、四条町の会所目指して猛ダッシュ。ミモロが、歩くより早く新町通に到着していました。

「わーもう到着してるんだ…」
ここでの人々の注目は、鉾が、船頭から通りに入るか、出発した時の体制を守るため、船尾から入るかでした。
鉾は、みんなの期待に添うように、堂々と舳から、会所に戻ってきたのです。
 この姿に、四条町の人たちは、感激…ふたたび拍手で鉾を迎えました。

無事、山鉾巡行を終えた関係者…その顔には、町衆としての誇りとうれしさがあふれます。

「オシッコがまんできた~」と囃子方の子供たち…。思い切り水分補給をしています。

「ミモロちゃん、河原町の2階にいたでしょ!」と、鉾に乗っていた方から、声をかけられたミモロ。「わ~見てくれたんだ…うん、ミモロ、一生懸命応援してたの…」。いたことをわかってくれただけで、すごくうれしいミモロでした。

注目度の高かった鉾だけに、巡行後のマスコミ取材もいっぱい。
松居理事長の周りに座って、まさに囲み取材です。

鉾は、会所に着くや否や、解体が始まります。「なんか身ぐるみはがれる感じ…」ミモロが見ている間に、次々に幕や装備品が取り外されます。「あ、神功皇后さまの御人形も運び出された…」白い布で、包まれて、抱きかかえられるように会所の中へ。

30分ほどで、木組みだけの姿に…。
その後、縄をほどかれ、解体されてゆきます。

これほど急いで解体するのには、訳が…、実は、新町通は、還幸祭の神輿の通り道に当たります。そのため、神輿の巡行前に、通りを明け渡す必要があるのです。

さっきまで、鉾に乗っていた囃子方の人たちも、着替えて、休む間もなく、解体作業に加わります。
昨日から、ほとんど寝ていないという人が多いそう…。「きっとお祝のお酒飲んだら、みんなすぐ寝ちゃうかもね…」
念願を叶えた美酒に酔う…きっと素敵な夢が見られることでしょう…。皆様、お疲れ様でした…。ありがとうございました。







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祇園祭の後祭もいよいよ宵山。今日も大勢の人たちで大賑わいの「大船鉾」。

2014-07-24 | 祭事・神事・風習

「いよいよ明日は、後祭の山鉾巡行。今日が、今年の祇園祭最後のボランティアだね~」と、朝からミモロは、張り切って、早めに「大船鉾」のある四条新町へ向かいます。
  
背中に背負っているのは、「凱」という文字が描かれた団扇。これは昨年、大船鉾の書家の窓月庵ざこつ先生に、ミモロの団扇に特別書いていただいたもの。「これ持ってるの、ミモロだけだもん!」と、ミモロ自慢の品。
「凱」の文字は、「大船鉾」が、ご祭神の神功皇后の凱旋の船であることに由来します。

さて、「大船鉾」のある四条町の会所に到着したミモロ。「今日も、ミモロちゃんは、粽授与をお願いします」と、ボランティアのリーダーに言われ、さっそく持ち場のテントで、粽の準備を始めました。この日、授与される粽は、300本。
「粽を袋に入れなくちゃ…」と、ボランティアのメンバーと一緒に、袋詰め作業から…。すでにテントの前には、長蛇の列。「昨年も粽あったのに、こんなに人来なかったのに…みんなに行き渡るかなぁ~」と心配するミモロです。そう、昨年は、ミモロは、「粽どうですか~」と、通行人に呼びかけていました。

机の上に袋入りの粽を並べて、準備完了。
10時になったので、「今から粽授与を始めます。お待ちどうさまでした~」と大きな声であいさつして、授与をスタート。
「3本ください…」「はい、2100円お納めください…」「3000円お預かりだから、900円のおつりお願いします」と、会計係の方に。
すっかり粽授与のベテランになっているミモロ。次々に待っている人に、粽を渡します。スタートからわずか30分で、この日の粽授与は終了。「最後の宵山の日だから、本当にこれで最後だね~なんかあっという間におわちゃった~」。
「あ、前に一緒に粽授与した方だ~こんにちは~」月刊京都の方で今日はお客様をご案内中。
「ミモロちゃん、今日もボランティアしてるんだ~。あの粽ありますか?」と。「もう、全部なくなっちゃったの」と、申し訳なさそうに答えます。

ミモロは、次に、団扇の授与をお手伝い…
 
この団扇も、あっという間に売り切れてしまいました。「平日なのにすごい人出…」と、途絶えることのない人の流れに、昨年との違いを思います。

当初、後祭は、人出が少ないのではと心配されていましたが、テレビや新聞などの報道の影響からか、予想を覆す盛況ぶり。

授与するものがなくなったミモロは、「大船鉾」の周辺を見て回る余裕ができました。
  
「美味しそうなお菓子も売ってるんだ…」
大学生のボランティアのお姉さんや、会所内で、ご祭神のことなどを解説している方のところを回ります。本当に、たくさんのボランティアが、祇園祭を支えています。
   

「早めにお弁当頂いちゃおう…」と「キャー、今日はエビフライだー」と、大好きな品に疲れも忘れたよう。
その後、ミモロは、鉾の上で、拝観者の誘導係に…「今日も1時間くらい、待たないと鉾に上がれないみたい…」鉾の上から長い列を見て、そこに待っている人を気づかいます。

16時になり、ミモロのボランティアは、終了タイムを迎えました。「もう、鉾にこれが乗り納め…」と、ちょっと名残惜しそうに鉾を降りるミモロ。鉾は、明日の巡行の後、すみやかに解体され、夜までにはその姿を消し、新町通は、神輿の巡行のために、元の状態に戻ります。

「お疲れ様、ミモロちゃん…今日も頑張りましたね…」と、四条町の方から言われ、「はい、楽しかったでーす。明日の山鉾巡行見に来ますね…」とお返事。
明日は、いよいよ150年ぶりの「大船鉾」の大船鉾」の巡行が行われます。「町を進む姿見なくちゃ…」と、明日を楽しみにするミモロです。

「大船鉾」は、8時過ぎに四条町を出発し、新町通を北上。御池通で、他の山鉾と列を整え、9時30分過ぎ巡行スタート。京都市役所前で辻回しを行い、河原町通を南下し、四条河原町で、辻回しの後、四条通を西に進んで、新町通に戻ります。

さて、「大船鉾」から新町通を進むミモロ。「南観音山と北観音山見てゆこう…」
  
ボランティアに忙しかったミモロは、他の山鉾をゆっくり見る時間がありませんでした。この時間は、まだ交通規制もされていないので、会所の屏風飾りや、近所のお店の祇園祭の飾りものを見学できました。
 
「南観音山」と「北観音山」は、宵山の夜に、暴れ観音という観音様を担ぐ祭事を行います。その様子は、昨年ミモロは見学しました。(詳しくは、ミモロ 暴れ観音で検索してみて…)

ミモロは、それから次々にいろんな山を巡りました。
    
「橋弁慶山」「北観音山」「八幡山」「浄妙山」「鈴鹿山」「南観音山」「鯉山」「役行者山」「黒主山」この順番で9つの山、そして最後の「大船鉾」で、後祭の山鉾巡行はおこなわます。
先頭の「橋弁慶山」、2番目の「北観音山」と6番目の「南観音山」、そして最後の「大船鉾」の位置は、常に不動で、他の山は、毎年くじで順番が変わります。

先祭と後祭をいままで一緒にやっていたとき、あまりにその巡行に時間がかかり、後祭の山鉾が登場するころには、観客が帰りはじめる人が目立ったとか…。
いままで、先祭の山鉾の後に従っていた10基の山鉾。でも今回から、それらを見物するために多くの観客が集まることに…。
山を曳く人も、きっと以前より、いっそう気合が入りそう。しかも最後に登場するのが、150年ぶりに復興した「大船鉾」ですから、それを見ないで帰る人はいないはず…。
「『大船鉾』の人達は、初めての巡行だから、すごく緊張しちゃうかも…。どうぞ上手に辻回しができますように…」と、ひそかに祈るミモロです。

さて、後祭では、屋台は、一切出ていませんが、会所のそばでは、呉服関係のお店が、特別セールをしていたり、いろいろな和装小物などのお店が出ています。そのひとつが、以前ミモロが、つまみ細工のかんざしづくりを体験した「おはりばこ」です。「あ、ミモロちゃん…久しぶりです」と以前に、ミモロにつまみ細工を教えてくださった方。
  
ミモロは、テントに並ぶ可愛らしい品々をちょっとつけてみることに…。
「どう?」「なかなか似合う…」
「キャー時代劇のお姫様になったみたい…」と、うれしそうなミモロです。


さぁ、明日は、早めに家を出発しなくちゃ…「今日は、早く寝るんだ~」と、にぎやかな宵山の夜ながら、おうちで明日に備えます。



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ミモロのガーデニング。大きく育ったシシトウと大葉。ちょっとのんびり心いやすひととき

2014-07-23 | 癒し

このところ連日、町中へ祇園祭「大船鉾」のボランティアに出かけているミモロ。「今日は、お休みなの~」と、朝からちょっとのんびり…。ふと気づくと、ベランダのそばからは、クマゼミの声がしきりに聞こえる時期になっていました。
ミモロのベランダのそばには、桜並木があって、夏は、そこにたくさんのセミがやってきては、盛んに大きな音を出しています。

「ずっと祇園祭で忙しくて、お花のお世話あんまりできなかった…」と、ミモロは、この日、ベランダに並ぶフラワーコンテナーの植物をお世話をすることに…。まずは、草取りから…。「ヨイショ…」
シャベルで、草を抜いています。

「わーいつの間に、こんなに大きくなたんだろ…」しばらくお世話ができなかった植物たち…
秋に植えた月桂樹の高さ15センチほどの小さな苗は、なんと見上げるほどの高さに育っています。
その高さは、上の階のベランダに届きそう…「わ~1.5メートルくらいあるかも…」
その隣に植え替えたミカンの木も、今年はスクスクと成長。大きな葉っぱを茂らせています。
「すごい…もう登れそう…」とミモロは、さっそく木登りを…
「うー葉っぱで前が見えない…」やっと顔を出すことに成功!このミカン、昔、ミモロが食べたミカンの種を植木鉢に植えたもの…。「いつか実がならないかなぁ~」と楽しみにしています。

「あ、小さなお花…」
マンリョウの木に、白い小さな花を見つけました。「冬になると赤い実がなるかなぁ~」と。
「うわーここにも蕾…」
 
昨年の春の写真展の時に、お友達からプレゼントされたランの鉢植え。花が終わり…葉っぱだけになっていたもの…「もう枯れちゃったのかな…」と思いながらも、水だけ与え続けていました。なんとそのランに花枝が伸びて、小さな赤い丸い蕾を付けています。「お花咲くといいなぁ~でも、途中で落ちないかぁ~」と、心配そうなミモロです。
たまたま今の状態が、ランにとって好ましいのでしょう…そのままじっと見守りましょうね…。「うん…」

「あれーこっちもすごい…」と、ミモロは、物干し竿に乗りながら…
「すごくデカイ…」とビックリ
一昨年に買ってきた大葉の苗。花が咲き、種がフラワーコンテナーに散っていたのでしょう。昨年に続き、今年も自生という形で育っている大葉です。
ちょっと大きくなり過ぎ…。不思議なことに、ミモロが育てる植物の葉は、どんな種類でも、すごく大きくなるんです。世話をしながら、小さな声で、「大きくなぁれ~」と、語りかけているからでしょうか…。ミモロには、きっと盆栽作りは無理。

「わーあっちも育っている…」
こちらは、5月ごろに買ってきたシシトウの苗。りっぱなシシトウがたくさん稔っています。「早く収穫しないと…」そういうと、ミモロは、さっそくはさみを持ってきて、収穫作業に入りました。

「わーこんなに収穫できちゃった…今晩は、おそうめん食べよう…牛肉の大葉包みもいいなぁ~」
と晩御飯の献立を考えているよう…。
なかなか美味しそうなシシトウとりっぱな大葉。「無農薬だよ~」と自慢げに…。取れたての野菜は、それだけで美味しいもの…。

はい、ミモロお疲れ様、おやつにしましょ…。
ミモロは、ベランダに座って、「これ、全部食べていいの~」どうぞ・・・

「あ、セミ…」ミモロの植えた樫の木に大きなクマゼミが…。

セミの様子を観察しながら、ベランダに吹く風につつまれるミモロは、とても気持ちよさそう。

「夏だね~」 祇園祭でにぎわう町中とは違い、ミモロの住む東山岡崎エリアは、ひっそり…。観光客も少な目です。

ガーデニング作業の後の冷えたスイカが、ミモロの喉を潤します。「この種も植えちゃおうかな~」と、なんでも食べた果物の種を植えたがるミモロです。スイカは今からは無理…来年ね…

ほどなく飛んで行ってしまったクマゼミ…近くの桜の並木からは、シャンシャンと、セミ時雨が響きます。





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1時間で完売した「大船鉾」の厄除け粽。大人気の大船鉾の拝観は、なんと1時間以上待ち

2014-07-22 | 祭事・神事・風習

祇園祭の後祭の山鉾巡行まで3日になりました。10基の山鉾が、新町通や室町通に姿を現しました。約50年ぶりに復活した後祭。その話題の中心は、今年150年ぶりに復興した「大船鉾」です。
21日の朝、9時半ごろ、ミモロは、毎年参加している「大船鉾」のボランティアをしに、新町通の会所へ、
そこには、すでにたくさんの人が…「うわ~いっぱいの見物の人たち…去年と全く違うね~」とビックリ。
早めに行って、鉾をゆっくり見物しようと思っていたミモロ。それどころではなく、鉾にも近づけない感じ。
「ミモロちゃん、はやく支度して、テントのところで粽やお守りの授与をやってください…」と、ボランティアのリーダーの冨田さんに言われ、「は、はい…」と新町通の中ほどに設置されたテントに入ります。
 ミモロは、粽授与などは、すでに2回経験しているベテラン。「えーっと、お守りは、ここに置いて…粽はここ…腹帯はこっち…手ぬぐいは~っと」と、テキパキと準備を進めます。

10時に粽などの授与がスタート。すでにテントの周りには、長蛇の列。
「粽、2本ください…」「はい、1400円お納めください…よくお参りくださいました…」と手慣れた手つきで…。

もう目回るような忙しさ…。「わー粽なくなっちゃう…」1時間たったころ、ついに粽は、完売。
「明日はありますか?」との質問に、「あの~今、追加で作ってるので、明日の朝には、少しはお渡しできると思います」と、リーダーからの伝言を伝えます。

「わー手ぬぐいも売り切れだって、あるのは、扇とお守り、腹帯ぐらいになっちゃった~」
 

2時間後、すっかり授与する品がなくなったテント…「ミモロちゃん、頑張ったね~。すごかったよね~。でもナイスチームワーク、お疲れ様…」大学生のボランティアの皆さんとも、猛烈な1時間の健闘をたたえ合います。


後祭の10基の山鉾をめぐるスタンプラリーも大好評で、「え~もうスタンプ押す台紙が全部なくなっちゃたんだって~え~明日、回ろうと思ってたのに~」と、ガッカリするミモロ。スタンプを10個集めると、特製の手ぬぐいがもらえたのでした。
一緒にボランティアをした大学生のお姉さんたちも、ちょっとがっかりした様子。「でも、粽授与楽しかったね~」と「うん、楽しかった~」

ミモロは、ボランティアの仲間と、昼ごはんへ。
 
用意されたお弁当をいただきます。「なんか疲れを感じる暇がないね~」午後は、鉾の上で、訪れる人たちの誘導がミモロの仕事です。「また頑張らないと~」

大人気の「大船鉾」の拝観は、ひとり300円。拝観券を購入して、鉾に上がります。
ところが、鉾の上に1度に上がれる人数は、多くても十数名。鉾の前には、これまた長蛇の列。みなさん、辛抱強く順番を待ってくださっています。

「はい、お待ちどうさまでした。鉾におあがりください…」はじめは、十数名ずつ入れ替え制で誘導していましたが、途中から、循環スタイルに変更。鉾を右回りで、見学してもらうことに…。「これが一番、待ち時間が少なくできるみたい…」

ところが、気づくと、鉾にわたる部分が、ときどきギシギシと音を立てたり、見物人が乗ろうとすると、グラッと不安定になる部分が見つかりました。そこで急きょ、鉾に渡る部分を修理することに…一時、拝観は、休止状態になりました。
  
鉾のスタッフの人たちが、急いで修理作業を開始…。

鉾の上に残ったミモロ…「この間にゆっくり見物しちゃおう…」と、どこまで強運なミモロでしょ!さすがミモロパワー。

鉾を独り占め状態…。
「ここは、高いから、ちょっとだけ涼しいの~」
「あ、ミモロが寄付した金具だ~」
布が垂らされた金具は、囃子方が演奏するとき、体を安定されためにつかまる、つり革のようなもの。「あの、一番左側のが、ミモロの金具なんだ…」昨年、鉾に金具を取り付けるとき、「これミモロちゃんの金具ですよー」と言いながら取り付けたくれたもの。8つある金具は、本当はどれも同じですが、そう言ってくださったのが、ミモロは、とてもうれしかったのでした。
「これから、ず~っとミモロの金具は、鉾と一緒だね…100年たっても、きっと付いてるね…」金具にミモロの名前はありませんが、記録帳には、「ネコのミモロ」と記されているそう。きっと100年後の人がそれを見たとき、「ネコのミモロって、なんだろ?」と不思議に思われるかも…「なんか楽しいねぇー」と、ひそかに100年後の反応を楽しみに…。

鉾の上には、ミモロのほかに、もう一組鉾の関係者のお知り合いが乗っていました。
「なんか本物の船に乗ってるみたいですねー」と。しばしの船旅をいっしょに…。

現在、鉾の屋根は、内側が張られてなく、屋根の構造がよく見えます。今後は、ここに天井が、張られます。


ミモロ、外に顔出しちゃだめ…
鉾の下を覗きたいミモロですが、下には、たくさんの人が鉾に乗るのを待っています。ミモロは、そっと手すりの陰から、外を見ることに…。

さぁ、修理も無事に終わり、再び、大勢の人たちが、鉾に上がってきました。
「ミモロちゃん、交代の時間ですよー」と、呼ばれて、ミモロは、鉾を降りました。

帰りに、「はい、お疲れ様でした…これ、お礼です」と渡されたのは、完売になった粽。ボランティアのためにとっておいてくださったもの。
「わーうれしい…また、明日もがんばりまーす」とミモロ。

家に帰ると、テレビの報道番組で、「大船鉾」の映像が映し出されました。

「あ、知ってる人がたくさん出てる~」画面をかぶりつくように見るミモロでした。

「大船鉾」の巡行は、24日の9時ごろから、新町通を北上し、御池通、河原町通、そして四条通を進みます。

150年ぶりの巡行…鉾の先頭につく大金幣は、昔のまま。「きっと変わった町におどろくんじゃない?お侍がいないって…」
当時は、江戸時代…乗り物は、馬やカゴ、それが自動車に…。木造の家屋は、高いビルになっています。
その劇的な変化に、きっと驚くに違いありません。

祇園祭の山鉾巡行のオオトリを担う「大船鉾」の勇姿を、ぜひ見物にいらしてください。


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