夏の京都では、市内各所の禅寺で、座禅会が行われます。7月11日、ミモロは、朝6時半から始まる、「建仁寺」の「緑陰講座」に参加するため、いつもより、少し早起きして、祇園の花見小路へと向かいました。


昼間は、観光客でいっぱいの祇園花見小路も、さすがだれもいません。

3日間にわたって開催される「緑陰講座」は、40分間の座禅と、約1時間の講師による講話で構成され、だれでも無料で参加できます。
ミモロが、参加したのは、易経研究家の竹村亜希子先生の「龍が教える帝王学~中国古典(易経)」という講座の日でした。
会場となるのは、重要文化財の方丈。まずは、座禅で心を鎮めます。


開始ギリギリで到着したミモロは、廊下の座布団に座ります。さすが、何度も座禅体験をしているミモロ、姿勢もきまっています。
「やっぱり、座禅はいいね~」と、京都には、禅寺も多く、毎週、どこかで座禅会が行われ、気軽に参加できます。夏、京都に来たら、ぜひ、座禅を…。
さて、座禅の後は、講話の時間。多くの人が、熱心にお話しに聞き入ります。

易経の冒頭に書かれている「龍の話」から、わかりやすく易経というものをひも解いてゆくお話。

「龍って、成長してゆくんだって。その成長にあったことを、してゆくことが大切なんだね~」とミモロ。
「時流を追うものは、時流とともに滅びる。時中を観よ」と先生。時中とは、人生の成長時期で、自分が一体どこにいるのかをよく見極め、その時期にすべきことをする。どんなに頑張っても、その時期に来ていないときは、上手くゆかない。でも、上手くゆかない時期にこそ、志を立て、それに向かい準備をしてゆくのだそう。

「うーミモロは、まだスタートしたばかりなんだ~。だから焦らず、少しずつ…ご講話聞けてよかった」と、しきりに感激しています。もうほかの人は、退出したのに、まだ座布団の上に…。


「緑陰講座」に参加した人は、お寺の中を見て回ることができます。


方丈前の枯山水の庭を拝見。「心が浄められるよう…」としばし、庭に向かいます。
方丈のお座敷では、達磨の掛け軸の前に…。

また、苔の美しい中庭もゆっくり拝見します。


一般拝観前の時間なので、とても静かな雰囲気の中で、過ごすことができるのも嬉しいこと。人の少ないお寺の空気は、本当に澄み切っています。
「あ、バナナ…」

東洋風の丸窓には、大きな葉を広げた芭蕉の木が、とてもよく調和しています。「あ、布袋様だ~おはようございます」


広いお寺の中を歩き回るミモロ。

「やっぱり早起きは、三文の徳…」その言葉をかみしめるミモロでした。

*「建仁寺」では、毎月第2日曜8:00から座禅会を開催しています。詳しくは、ホームページで

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