「京都の大切な文化財を火事から守らなくちゃ!」と、ミモロが京都市消防局で講習を受けたのが「文化財防災マイスター」の講座です。
応急手当を学び、胸骨圧迫の仕方やADEの使い方を学んだ後、まずは、火災報知器について教えていただきました。

火事を感知する様々なタイプの感知器が、天井に用意されています。。

でもそれらが感知するより早く火事を見つけたら、大声で火災を知らせたり、非常ベルで周囲に知らせます。「周囲に観光客などがいたら、避難誘導のお手伝いをするんだよね」とミモロ。「文化財防災マイスター」の意識が出てきたようです。
「これ押すんだよね…」

火事が小さいときは、消火器で、消火します。外に出て、実際に消火活動を体験。



「あ、消防車…」ミモロは、働く車が大好き。つい見とれてしまいます。



参加者は、ひとりずつ順番に、実際の放水を体験します。
現場では、消防士が放水するので、一般の人はやることはありませんが、その威力を体感します。ミモロは、小さすぎ、放水のパワーについてゆけないので、ホースを持つ係に…

「つまんないの~」と、ちょっと不満げです。
消火栓のホースは、それほど太くないので、一人でも持つことができますが、消防士は、消火するまで、長い時間、腰を入れた姿勢を保たなければなりません。これが結構キツイ…。
「ずっと同じ姿勢でいるために、体鍛えないとねぇー」と、ミモロ。
実際消火に向かう場合、防火加工された消防着、ヘルメット、長靴など、いろいろ装備すると重量は、20キロ以上になるそう。そのうえ、現場で、迅速に動き回ったり、重い放水ホースを操ったりと、本当に体力が要求される仕事だとわかります。
「では、外で、消防車や消火栓に装着するホースでの放水を体験しましょう」と教官にしたがって、再び外へ。「今度は、もっと太いホースなんだって…」

消火栓から離れた場所での消火は、ホースを連結して行います。
「接続完了でーす!」2つのホースがしっかり接続されているか、確認。

ミモロ、そこにいると危ない…


慌てて、ホースから離れます。
次々に参加者は、教官に補助してもらいながら、放水を体験。

ここでもミモロは、小さすぎて、体験できません。「つまんないの~でも、補助しよう…」

「次は、固定してある放水口のところから放水します。ミモロさんも、どうぞ一緒に…」と。
「え~参加できるのー?!」、固定した放水口は、水の勢いで、動くことがないので、放水の角度を調整するだけ、力がいりません。ミモロは、お友達のそばで補助することに…。

「放水の蛇口を開けるのもやってください…」「はーい、水を出しま~す」と声をかけて。

ミモロも、なんとか、やっと放水訓練を体験することができました。

「はい、これで本日の体験は、すべて終了しました。みなさんお疲れ様でした」と指導教官を務めてくださった川崎さん。

応急手当講習と消火訓練などの受講者には、終了証と「文化財防災マイスター証」そして、応急手当セットが渡されました。

「いろいろ教わったうえに、こんなセットも頂けるなんて、うれしい…お友達を案内するとき、持って行って、もし倒れた人を見つけたら、手当してあげるんだ~」と、ミモロ。


京都市消防局では、市民が参加できる「文化財防災マイスター」の講習を毎年、何回か開催しています。また、子供が参加できるサマースクールも開催。
詳しくは、「京都市消防局」のホームページで…。

ブログを見たら、金魚のクリック忘れずに~ミモロでした!