ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大阪市中央卸売市場本場の老舗の寿司屋さん「中央市場ゑんどう」。ミモロも感激の味

2014-07-08 | グルメ

ネコならば、だれでも憧れる聖地「大阪市中央卸売市場本場」。「だって美味しそうなお魚がたくさんあるんだもの…」とミモロ。でも、どんなにお魚がたくさん目の前にあっても、そこに並ぶ魚を食べることができません。
「ミモロちゃん、市場の場内に、評判のお寿司屋さんがあるから、そこに行きましょう…」と、お友達に連れられてやってきたのは、「中央市場 ゑんどう」です。

店内は、すでに人でいっぱい。でも、ミモロとお友達は、幸いなんとか座ることができました。
「よかった~」テーブルには、ガリが入った壺と、刷毛が差し込まれた醤油の器が置いてあります。
店の奥では、寿司職人さんたちが、テキパキと忙しそうに、働いているのが見えます。
「ここ、どうやって注文するの?」と、初めてのミモロは、ドキドキ。「ここは、おまかせで食べるんですよ」とお友達。「へぇ、そうなんだ~」と、ミモロは、ワクワクしながらお寿司が運ばれるのを待つことに…。

「はい、おまちどうさま~」と、ミモロの前に長方形のお皿にのった握りずし5貫が…。
「うわー美味しそう…」トロ、うに、ハマチなど、中央卸売市場で、商いされた新鮮な魚がズラリ…。
「お醤油は、こういう風に刷毛でお寿司に塗るんですよ…」とお友達に言われ、お醤油をチョコチョコとお寿司の上にたらします。

パクリ…「美味しい…口の中で溶けるみたい…」と、トロを口に含んだミモロ。目を細めて、味わいます。

あっという間に、1皿めを食べ終わると、「もう一皿食べますか?」とお友達に聞かれたミモロ。
「はい、もちろん…」と。
「はい、2皿目…どうぞ…」お魚の種類が違う5貫の寿司が、ミモロの前に。
「これも美味しそう…」
「お汁もいかがですか?」「はい、もちろん・・・いただきま~す」
シジミが入ったお味噌汁。「うわーこれも美味しい…」

1皿は、1100円。ミモロは、2皿食べました。「もっと食べられたかな…」と。この値段で、このお寿司は、本当に驚き。「さすが、大阪の中央卸売市場のお寿司屋さんだね~」と、ただただ感激するミモロ。「こういうお寿司屋さんが、もっとうちの近所にあればいいのに~」と。

このお店は、朝5時からの営業で、お昼すぎの14時には閉店してしまいます。市場のお休みの日曜・祝日は、ここもお休み。
仕事を終えた、市場関係者が、朝ごはんを食べにくるところ。
魚のプロたちが、通う寿司店です。「だから、美味しんだ~」と、納得。

「ごちそうさまでした~」とミモロが店を出ると、外には、待つ人たちがいっぱい。


*「中央市場 ゑんどう」大阪市中央卸売市場本場内。 06-6469-7108 5:00~14:00 日曜・祝日休み

さて、ミモロは、大阪市中央卸売市場本場で、お買い物をしました。
 
島根産のシジミです。
「こんな立派なシジミは、めったに入ってこないもの。買ってきな~」と、お店の人に勧められたもの。
「宍道湖産じゃないんだ~」とミモロ。シジミといえば、ミモロが知っている産地は、宍道湖でした。
「この神西湖(じんざいこ)のシジミは、ふっくらと大きくて、美味しいよ~。え?京都から来たの?大丈夫、新聞紙でよーく包んであげるからねー。家に帰ったら、1%くらいの塩水に2時間ほど、暗くしておいて、砂抜きをして…。1度に食べなくては、使わない分は、冷凍したら、いつでも使えるよ~」とお店の方。

神西湖(じんざいこ)は、宍道湖の西側にある汽水湖で、良質のシジミの産地。しかし、漁場面積が狭く、漁獲量も制限されているため、一般になかなか流通せず、幻のシジミと呼ばれるのだとか。

ちなみに、この湖は、大国主命の后で、素戔嗚尊の娘の須世理毘売命(スセリビメ)の生誕の地だそう。
「なんか神々しいシジミだね~」と、思うミモロです。

「シジミのお汁いいなぁ~」と、確かに福々しい丸いシジミは、いかにも美味しそうです。
「少し煮るだけで、美味しい白い汁ができるよ。あんまり煮すぎると、身が美味しくなくなるから注意して…」と。

ミモロとお友達は、そこにあった約2キロのシジミを買うことに。ミモロのその中から500グラム分を分けてもらいました。

さて、大阪からシジミを持って帰ったミモロは、さっそくキッチンで、シジミの砂抜きを…。
 
お店の人にいわれた通り、塩を入れた水にシジミを付けて、それから、新聞紙をかぶせて暗くします。
「こうすると、シジミが安心して、砂はくんだって…」

2時間を経過して、シジミを覗くと、「あ、口を開けて、砂吐いたみたい…」

そこから、今晩食べるシジミを残し、他は、ビニール袋に入れて、冷凍庫で保管しました。

今晩の分のシジミを、水をいれて火にかけます。しばらくすると、シジミは口を開いて、お汁は、白濁してきました。
「わーもう、こんなに白くなったー」

シジミのエキスがたっぷり出たお汁の出来上がり…。塩で味を調えたら、美味しいシジミ汁になりました。


「味の濃いシジミ汁だー。美味しい…身もふっくらしてる…。いつもスーパーで買うシジミと全然違う…」と大感激。

「平安神宮の神苑や下鴨神社の小川にもシジミいたけど、こんなに美味しそうじゃなかった…」と、ミモロ。
どこのシジミと比べてるの…。

「夏は、毎日、シジミ汁飲みたいなぁ…でも、こんな丸くて大きなシジミ、なかなか売ってないし…」と。本当に美味しいシジミでした。残りは3回に分けて、シジミ汁を作りました。お味噌も入れず、シジミだけの味を楽しむことができました。

「また、食べたい・・・」。そう言いながら、1週間後、ミモロは、名残を惜しみつつ、冷凍していた最後のシジミで作ったお汁を、ゆっくりと飲み干しました。


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コメント (4)
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