雨上がり、京都の神社やお寺は、木々と苔の緑が、いっそうみずみずしく感じられます。ミモロは、京都の北に位置する「貴船」にやってきました。


水の神様をお祀りする「貴船神社」の本宮へ、まず参拝。ここは、平安時代にも、多くの都人が参拝に訪れたところです。



7月1日から8月15日まで、境内の笹飾りのライトアップが、夕暮れから夜8時までおこなわます。

「貴船」は、水の豊かな場所。

ミモロは、本宮で見つけた夏越の茅の輪をお友達にプレゼントすることに。


京の町中より、気温が低い貴船の夏は、涼を求める人たちが寛ぐ川床が、人気です。

さて、ミモロは、緑したたる川沿いの道を、奥宮方向へ歩きます。途中、思い橋の上で、欄干にジャンプ…。何が見えるの?



さぁ、もっと先に進みましょ。



雨上がりの貴船は、植物が水を十分に浴びて、いっそうイキイキと感じられます。生命の息吹が、あたりいっぱいに…。
「気持ちいいねぇ~」と、思わず深呼吸。「貴船には、雨が似合う…」しっとりと濡れた参道…水をしたたらせる木々…ひんやりとした空気が、ミモロの体を包みます。しとしと雨なら情緒は満点。でも、最近のゲリラ豪雨のように一度に多量の雨が降るときは、一時、川床の営業は、中止で、観光客などは、川から離れた場所に避難させられるとか…。
何度も訪れている「貴船神社」は、ミモロのお気に入りのパワースポットのひとつです。特に、一番、奥まったところにある奥宮は、本宮に比べ、訪れる人もグッと減って、いつも独特の静かさに包まれています。もともとこの奥宮が、「貴船神社」の始まりの場所なのです。だからぜひ、ここにも足を伸ばしましょう。


門の傍らの手水で、お清めをして、中に…。


境内には、縁結びの「連理の杉」、ここに神様が乗っていらした船を隠した「船形石」などが…。
境内にいるだけで、本当に、心が癒さるよう…。
新たに社をあらためた本殿は、白木が清々しく感じられます。


この社の下には、龍穴があるのですが、だれも決して見てはいけないものだとか…。
清々しい貴船…そこにいるだけで、浄められる気がします。

「貴船川も気持ちいいー!」

ミモロが、川にいたら、「なにしてるんですか?」と声を…
「あの~ここ、気持ちいいから深呼吸してたんです…」


静岡から来たお友達といっしょにいらしたという京都の方々。「あ、そう…ここ気持ちいいですよね~」「あれ、かわいい下駄はいてるんですね」と、ミモロの足もとをチェック。「あのねー。夏だから、お洋服だけど、履いてきちゃった…」とミモロ。夏のお出かけに、今年は下駄がお気に入りのよう…。麦わら帽子に下駄…日本のネコらしい夏のスタイルです。「へぇーブログやってるんですか~。今度見ますね…」と。「はい、よろしく~ペコリ」とミモロ。また、知り合い増えちゃったと、うれしそう。
京都は、ここに限らず、町全体が出会いのパワースポットです。というのは、京都には、全国、いいえ、世界から多くの人が訪れます。観光や癒しを目的に訪れる人が多いので、東京などビジネスの町と違い、訪れる人の心が穏やかになっているので、それだけ人との交流が生まれやすい環境なのです。ミモロも京都に暮らして、地元の人以外にも、たくさんの観光客とお友達になりました。上賀茂神社で知り合った台湾の方、お蕎麦屋さんで隣り合わせたアメリカの方、道に迷っていたオーストラリアやドイツの観光客など、いろいろな人が、フェースブックやメールで、今もつながっています。
また、男女を問わず、独身の観光客も多いので、独身者には、素敵な出会いがあるかも…。もちろん、どんな人と知り合うかは、自分の眼力次第です。だれでもという訳にはいきません。でも、世界の人たちが一番訪れたい町、京都。そこは、他の町よりも、確実に、出会いのチャンスに恵まれているのです。いつか出会いのお話しも、ゆっくりしたいと思います。
*「貴船神社」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ…。

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