雪が降りそうなほど寒い京都。ミモロは、お友達に誘われてJR山陰本線に乗って「保津峡駅」に降り立ちました。
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駅の下に流れる保津川。「なんか目がくらみそう…」とその高さにビビるミモロです。
ミモロが、ここに来たのは、「ゆず風呂と水炊き」を楽しむため。冬は、ゆずの時期で、11月から3月ごろまで、ゆずの産地である水尾では、農家など8軒で水炊きなどが味わえるのです。
ミモロは、厚手のセーターと毛糸の帽子で寒さ対策も万全に整え、向かったのでした。「なんか思ったより、近いね~」とミモロ。東山から地下鉄東西線で「二条駅」でJRに乗り換えて、全部で30分くらいで来れました。
お友達が予約してくれたのは「ゆずの里 つじの家」というところ。駅まで車で迎えて来てくれて、食事ができる家へと向かいました。曲がりくねった山道を進むこと約10分。雪が積もると走行がむずかしい狭い山道です。
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春から秋にかけてはゆずを育てる農家です。
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玄関先には、収穫されたゆずやそれを使った甘露煮なども並んでいました。
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「さぁ、上がってください~」と言われ、ミモロはお家の中に進みます。
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お座敷や小部屋などがあるお家。冬の時期、この里の各所では、お座敷で家庭的な雰囲気の中、お料理が楽しめます。
ミモロたちは、小さなお部屋に・・・まずは、そこでゆず茶と甘露煮をいただきました。
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なんでも今年は、稀に見るゆず不作の年で、例年の4分の1の収穫量しかないそうです。初夏に花の付きも悪く、それが収穫減に繋がりました。いつもはたくさんのゆずが家の前にも置かれるそうですが、今年は常連のお客様のご要望にしか応えられないほど収穫が少なかったのだとか。
そのゆずの収穫不良は、水尾だけにとどまらず、全国のゆずの産地での収穫量も少ないそうです。
京都のここ水尾は、全戸屈指の良質のゆずの産地として知られます。その歴史は平安時代、都人がひっそりと時を過ごす里として静かに時を刻んできました。東側には、愛宕山が聳え、つまり嵐山から山を隔てた西に位置します。
「お食事の前に、ゆず風呂お先にどうぞ~」と言われ、ミモロたちは、お風呂場へ。
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「なんかいい香り~」温泉ではありませんが、良質の水が豊かな地のお風呂は、肌にやさしいお湯。ミモロの毛並もしっとりと。「う~体が温まる~」と、ミモロは、湯船を出たり入ったり、すっかりポカポカに。
再びお部屋に戻ると、そこには水炊きの用意が整っています。
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「高い白菜や春菊なんかもいっぱい~」と。地鶏は骨付きです。
日本酒を飲みながら鍋が煮えるのを待ちます。「そろそろいいかもね~」
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特製のポン酢にさらにゆずを絞ります。
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「なんか昼間っから、お風呂に入って、美味しいお料理とお酒をいただくなんて、贅沢ね~」とお友達。
「うん、体が芯からポカポカするね~」と、体から湯気を出しながら…。
「ご馳走さまでした~」と、今回の料金は、ゆず風呂付で、ひとり料理5500円です。通常4人以上で予約可能です。
食事を終えたミモロは、「あの~ここから愛宕山超えて、嵐山に出ようと思うんですが、どれくらいかかりますか?」と伺うと。「え~だめですよ。ここから愛宕山上るのは、無理!上は、雪が積もってますし、迷子になったら大変です」と言われました。「え~そうなんだ~」と驚くミモロ。なんでも毎年何人か冬の愛宕山で迷子になるそう。「どうしよう『ミモロちゃん愛宕山で遭難!』なんて記事になったら・・・」とお友達。
ほかのお部屋には、愛宕山から降りてきたというハイカーが。その装備は、しっかりしたもの。「う~だめだ、このせセーターとブーツじゃダメだね~」と愛宕山登山を諦めたミモロでした。
「美味しかった~。ありがとうございました」と、また「保津峡駅」まで車で送ってもらうことに。
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おばあさまの代から、冬場料理を出すようになったという「つじの家」の3代目。「また、いらしてくださいね~」「バイバイ~」と車の姿が見えなくなるまで手を振るミモロです。
この時期「保津峡駅」の乗降客は、ミモロたちだけ。「あ、電車来たよ~」
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「温かくなったら、一度保津川下りやってみたい~」と、眼下の川を眺めながら思うミモロでした。
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*「ゆずの里 つじの家」京都市右京区嵯峨水尾宮ノ脇町22 075-882-7458
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