ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

7か月ぶりに再開した「北野天満宮」の「天神市」。大勢の人で、久しぶりの賑わい

2020-10-26 | イベント

「わ~い、いいお天気~さぁ、お出かけしよう…」と、ミモロが自転車で向かったのは、「北野天満宮」です。

この日、コロナの影響で中止されていた「天神市」が、7か月ぶりに再開されたのです。

晴天もあり、そして久しぶりの天神市を心待ちにしていた人たちで、骨董屋、古着、陶器や雑貨を扱う露店はいっぱい。
「結構人出があるね~」と、ミモロは、マスクをして露店を次々に巡ります。


毎月25日の天神市には、約1000軒の露店が出店しますが、この日は、それより少なめ…。露店の間隔もやや広めにとってあります。
それぞれの露店の間には、ビニールシートが下がっていたり、各店先には、消毒用アルコールが設置されて、コロナ対策に気を配ります。
さらに、境内での飲食は禁止。お好み焼きもたこ焼きも、みんな持ち帰り用です。


ミモロが大好きなベビーカステラのお店には、長蛇の列。持ち帰り用と書かれていて、その場で食べてはいけません。

いろいろな露店が並ぶ中、ミモロが興味を示すのは、ちょっと変わったものばかり…。
 
人形やミニカーなどを中心に見ているよう…

「クラシックなテディーベアだ~」と見つめるミモロ。「あんたもクマなの?」とお店の人。「ううん、ネコです」「え~そうなの」とビックリ。う~そんなに驚かなくてもいいのに…と、口には出さずに思うミモロでした。
 
「この椅子、ミモロサイズだ~」確かにピッタリ。

でもおうちに椅子はあるので、見るだけに…

次に足を止めたのは、七味唐辛子のお店。「ちょうど七味なくなっちゃってるから、買おう~」と。

「山椒がたくさん入ったのください~」と。「あの~どうやって保存したらいいんですか?」と尋ねます。
「口をしっかり閉めて、冷蔵庫に入れてください。1か月は香り保てますよ‥」とお店の方。
「あの~なんでキツネさんいるんですか?」と次々に質問するミモロ。

「はい、伏見から来ているんです。いつも伏見稲荷大社でお店だしてます」と。「あ、なるほど…それでキツネさんが店番してるのね」と納得。

さらに境内を歩き回るミモロ。


突然、気になるお店を見つけたよう…

「あの~見ていいですか?」とお店の方に。「はい、どうぞ~」なんでも金沢からいらした骨董屋さん。

江戸時代と言われる招き猫やダルマなどが…

ミモロが興味を抱いたのは、細密画が施された九谷焼のオチョコです。

洒落た模様やユーモラスな図柄など、小さな酒器に描かれた絵の見事さに心惹かれるミモロです。
ひとつ1000~3000円くらいで、ミモロが見ていると、次々に人が立ち止まり、手にしていきます。

「あ、これ欲しい~」とミモロが見つけたのは、万古焼の急須です。


側面には、絵が刻まれ、また内側には、小さな茶こし部分が見えます。
「あの~これなんに使うんですか?お習字の水滴?でも茶こしが付いてるし…???」と首をかしげるミモロ。
「それは急須ですよ~。玉露なんか飲む…」とご店主。「え~でも茶葉でいっぱいでお茶でないんじゃないの?」とミモロ。
「う~おうちでやってみてください~」と。「あの~これいくらですか?ミモロのお小遣いで買えるかな?」と心配そうに尋ねます。
「2000円です~」と。「え~本物の大きな急須より高い…」と持っていた手を放すミモロ。
その様子を見たご店主が…「1000円でいいですよ~」と。「それなら…買えるかなぁ~」と。それ以上は値引きできないということなので。
包んでもらったミモロです。


さて、帰宅して、さっそく急須を使ってみることに…

普通の急須と比べても、かなり小さな急須です。「でも、小さいけど、こっちの方が風格あるね~」とミモロ。

中も、大きな急須と同じように丁寧なつくり。古いものではないそうですが、ミモロにはピッタリのお茶道具です。


実際、茶葉を少し入れてお湯を注ぎ、お茶を楽しむことに…。口から出るお茶も美しく、タレることもありません。

「すごい、本格的だ~」とそばで見ていたミモロ。

「では、頂戴します~」と、前から持ってる九谷焼の器を茶器にして一服。


「なんか思ったより、本格的で美味しいね~。今度お友達が来たら、ミモロ、これでおもてなししよう~」と。

また、ミモロのコレクションが増えました。



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ミモロのおすすめランチ。山科清水焼団地町そばのカフェ&レストラン「再会」。くつろぎの英国風の建物とアンティーク家具の店内

2020-10-25 | グルメ

用事で山科エリアに行ったミモロ。「おすすめのレストランがあるから、行きましょ!ランチは、すごく人気だから、早めのランチタイムにしましょ」と、お友達の車に乗って向かったのは、「清水焼団地町」エリアにあるカフェ&レストラン「再会」です。


「わ~なんか素敵~」と、英国風の建物とその周囲のお庭には、四季折々の花がゲストを迎えます。

創業は、1976年…地元の人に愛されるお店です。

「なんか高級レストランぽいけど…大丈夫?」と、ちょっと心配になるミモロ。


「大丈夫!」とお友達は馴れた足取りで店内へ。
 
店内も、英国調のアンティーク家具で設えられています。

店のエントランスには、自家製のケーキがいろいろ並ぶケースが‥「どれも美味しそう…」と目を輝かすミモロ。


お店の奥の暖炉のあるお部屋へ。

さて、ランチは、平日のみの日替わりランチ1200円が狙い目!「コーヒー付きだって…よかった~これなら大丈夫…」と一安心。
ミモロは、日替わりランチを注文。この日はシーフードドリアです。


でも、日替わりランチ以外にも人気の品々がいろいろ…
例えば、創業以来、40年近く改良を重ねた自慢のビーフカレー1100円(ミニサラダ付)


また、ビーフがいっぱいのビーフライスも魅力的。


日替わりランチには、スープとコーヒーもついています。
 

「う~どれもすごく美味しい~ローストビーフやビーフシチューも食べたかったなぁ~」と、次回を楽しみにするミモロです。
自慢のローストビーフは、炭と薪で焼き上げたもの。見逃せない一品です。

ちょっと車がないと行きにくいけど…京阪バスなら東山三条から…地下鉄東西線「椥辻駅」からは徒歩20分…
秋の清水焼団地町陶器祭の時は、送迎バスがあるので、ちょっと便利に…(今年はコロナのため中止)

魅力的なのは、通しで営業していること。いつ訪れてもお茶やケーキが楽しめます。
車で京都を訪れた方は、ぜひ寄ってみては?

*「カフェ&レストラン再会」京都市山科区西野山射庭ノ上町67-11 ☎075-591-0591 営業時間 月~金10:00~17:30 土日10:00~21:00 無休


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香老舗「松栄堂」の香りを「知る・学ぶ・楽しむ」ための「薫習館」。

2020-10-24 | 体験

「京都御苑」の南、烏丸御池から、烏丸通にそって北へ進むと、そこにお香の老舗「松栄堂」があります。本店の隣にモダンな建物が…
「あれ?ここなんだろ?」とミモロは、足を止めました。

「薫習館(くんしゅうかん)」という標示が…。「入ってみよう~」と好奇心旺盛なミモロは、中へ。

「いらっしゃいませ~」とエントランスにいらしたスタッフの方。


「あの~ここなんですか?」とミモロ。
「はい、ここは、香りをもっと知って、楽しんでいただくための場所なんですよ~」と。
なんでも昭和34年に建設された建物を「日本の香り文化の情報発信拠点」としてリニューアルした施設だそう。

そもそも「松栄堂」は、1705年に創業したお香の老舗。そのルーツは、丹波篠山で商いをする「笹屋」に始まり、三代目の頃に、本格的に香づくりが行われます。そして現在は、12代目…香づくり一筋に…多くの神社仏閣をはじめ、茶道の関係者など、日本文化に関わる人だけでなく、多くの人に愛される香りを生み出しています。
平成30年に京都本店改装にあたり、隣接した建物を香りに触れ合う場所として「薫習館」を開設したのでした。

「なんか広くて、素敵な場所…クンクン…いい香り~」と、館内に入ったミモロ。

誰でも気軽に入館できるスペースで、入場料は無料です。

エントランスから広がるスペースは、「香りのさんぽ」といういろいろな香りに触れる場所。


そこには、大きな白い箱が天井から下がっています。


その下の床には、そこに立つように指示が…

「このボックスの中にはいるんじゃないの?」そう、それぞれのボックスには、異なる香りが満たされていて、その違いを実感できるのです。

ミモロは、小さいので手にのって、ボックスへ。

「わ~いい香り…まるで森の中にいるみたいな感じがする~」と…。

マスクをしていても、その芳しい香りはよくわかります。

次は、「香りの柱」というお香の原材料の香りが体験できる場所。

白檀や乳香などいろいろな香りの材料が、白いラッパに鼻を近づけると、よく感じることができます。
「原材料の香りを覚えて、それをいろいろ組み合わせて、いろんな深みのある香りが作るんだって…」

スペースでひときわ目を引くのが、大きな白檀の木。

これだけ大きなものは、珍しいそう。実際に触って鼻を近づけることもできます。

さらに奥の壁には、いろいろな香木のふるさと、熱帯雨林の林で育まれる香木が展示されています。
 

「ここは、なんだろ?」と窓際にあるボトルへ。

いろいろな香りを組み合わせたボトル…その違いを体験できます。
「あ、ミモロ、この香り好きだなぁ~」と、お気に入りの香りを見つけたよう…。

いい香りに触れると、気持ちもリラックスするもの…。

いろいろな香りを知ったミモロは、館内を進み、奥へと向かいます。


「あ、松栄堂本店に通じてるんだ~」


さまざまな種類のお香が揃う店内へ。


「前に、ここで匂い袋作る体験したことある~」と。


お店に並ぶ多数のお香。「どれにしようかな?」とあまりの種類の多さに迷います。


そういう時は、お店の方に相談しましょう。香りのスペシャリストの店員さんが、アドバイスしてくださいます。
実際に、気になるお線香などを火を付けて香りを試すこともお願いできます。


自分のお気に入りの香りで過ごす暮らし…コロナの影響でおうち時間が増えて、いっそう素敵な香りが恋しくなります。

ぜひ京都に来たら、自分好みの香りを探してみてはいかがでしょ?

*「松栄堂」の詳しい情報はホームページで  オンラインショップもあります。



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秋の奈良の日帰り旅。憧れの「高松塚古墳」へ。ミモロのスタイルは、実は、壁画の女子群の姿です。

2020-10-23 | 国内旅行

「あれ~ミモロちゃんのスタイル…高松塚古墳の壁画の女子の姿だったのね~」とお友達。

「え~やっとわかったの?」そう、ミモロは、奈良に来るために、飛鳥時代スタイルを用意していたのでした。

今回の奈良のツアーは、奈良に詳しい方々が集う「奈良まほろばソムリエの会」主宰のもの。それぞれの場所で、いろいろなお話が伺えました。

「高松塚古墳」は、昭和47年から始まった調査により、石槨(せっかく)内部に壁画が発見されました。それは、壁面に四神の図、男女の群像、天井に星宿図が描かれたもの。すでに盗掘された石槨ですが、鏡や錺金具なども発掘されました。


発見後、壁画は、国宝に指定され、保存上、公開はされないので、古墳のそばに「壁画館」を造り、そこに模写した壁画や模型などが展示されることになりました。ミモロが訪れたのもその「壁画館」です。


「ホント、ミモロちゃん、そっくり…」いつもミモロの着物を作ってくださるミニ着物作家の赤塚先生の作品です。

そして、その布は、「高松塚古墳の壁画」を見て、友禅作家の黒田庄七郎先生が染めてくださった正絹の生地を使っています。
「また、ミモロちゃん、すごい衣装もってるんだ~」と、お友達はビックリ。「まぁね~。みなさんにお世話になったの~嬉しい…」とミモロ。

スカートのような裳と裾にフリルが付いたような上着…この時代の女性たちのファッショナブルな装いです。
「でも、奈良時代のこのスタイルと平安時代の十二単って、すごい違いあるじゃない?なんか不思議~」といつも思うミモロです。

さて、「高松塚古墳」は、誰の古墳なのでしょう?いろいろな説があるようですが、文武天皇とも…でも、そばには、「文武天皇陵」とする御陵があります。
 
また、そばで発掘が進んでいる中尾山古墳こそ、文武天皇陵ではないかとも…。

「う~つまり古墳って、まだまだよくわからないんだ~」ということかも…。

「ロマンを感じるね~」と、明日香村の景色を眺めながら思うミモロです。

誰の古墳の石室だったのかわからない大きな石…その形から、「鬼のまな板」「鬼のせっちん」と呼ばれるものも。
 
「え~どなたかの石室を、鬼のトイレって呼ぶの失礼じゃない…?」と思うミモロ。「まぁ、形がそう想像させるけど…」と。

さらに「猿石」と呼ばれる不思議な石像が…。
 
もともと、欽明天皇陵の南の水田から掘り出され、その後「吉備姫王墓」前に移されたものだそう。
「すごくユニークなお顔…ホントはなんのために作られたんだろ?」と首をかしげるミモロです。

そして古墳巡りのツアーの最後に訪れたのは、「岩屋山古墳」です。

古墳時代末期の方墳で、石室が開いているので、自由に中に入ることができます。
 
「ここも誰の古墳かわからないんだって…」と。

古墳の多くが盗掘にあい、そのため手掛かりとなる資料が失われているケースが多いのです。また、天皇陵であるため、研究調査は困難なのです。

「キトラ古墳」は、7~8世紀初頭に造られたと言われます。
「その時代って、もう仏教伝来や小野妹子が遣隋使になってた時代でしょ。それより後に古墳作られていたって、なんか不思議な気がする…、古墳って、もっともっと昔のものだと思ってた~」とミモロ。

「古墳めぐり」をいろいろ解説してくださった「奈良まほろばソムリエの会」の方々。

奈良愛にあふれたみなさんです。いろいろありがとうございました。

「古墳というのは、まだまだ分からないことだらけです。でもそれを少しずつ解明してゆくのは、興味深いもの…」と。
なんでも、今回案内してくださった「キトラ古墳」「高松塚古墳」や、「天武・持統天皇陵」は、「藤原宮」の朱雀大路に通じるラインの上に並んでいるそう。それをもっと北に進むと、なんと京都山科の「天智天皇陵」に通じるそう。
「偶然とは思えないことが、いろいろあるんですよ~」と。

「奈良って、不思議がいっぱいだね~」と、秋の田を眺めながら思うミモロです。

そう、だから何度も訪れたくなる魅力にあふれているのでしょう。

「また、いつか来ようね~」とミモロ。

秋は、実りの季節…稲穂の輝く田んぼの畔では、栗も…


「たくさん歩いたから、お腹空いちゃった~」とミモロ。さぁ、そろそろ京都に戻りましょう。
近鉄飛鳥駅から再び、丹波橋を経て、京都に戻ったミモロです。

*奈良に精通したベテランガイドと巡る日帰り旅は、「奈良まほろばソムリエの会」でチェックしてください。魅力的な奈良に出会えます。


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7~8世紀初めに築かれた「キトラ古墳」へ。石室に描かれた四神像、世界最古の天文図など

2020-10-22 | 国内旅行

奈良に詳しいガイドさんの「奈良まほろばソムリエの会」主宰のツアーに参加しているミモロ。
明日香村の田園風景を眺めながら、そのエリアに点在する古墳を巡ります。

「ここ来たかったんだ~」というのは、「キトラ古墳」です。

なんでもこの日配られた資料によると、終末期古墳と言われる7~8世紀に作られた「高松塚古墳」「キトラ古墳」などは、大陸から伝わった風水思想に基づき、古墳を作る場所を選んでいるそう。

それは、山の尾根上ではなく、丘陵斜面が立地に選ばれる傾向が強いとか。

「キトラ古墳」がある場所は、なだらかな丘陵にあり、現在そのエリアは、「国営飛鳥歴史公園 キトラ古墳周辺地区」として整備されています。


芝生広場が広がり、そこでは各種イベントが開催されたり、お弁当を食べる憩いの場所になったり…。また五穀の畑や田んぼなどもあり、子供たちが農業体験をしたり…訪れた人々がのんびりできるエリアになっています。

「あ、見つけた~」公園の小道を歩きながら、ミモロは、四つ葉のクローバーを発見。「すごい!一発で見つけちゃった!さすがネコ」とお友達。
のどかな時間を感じながら、公園を歩くミモロです。

古墳に行く前に、「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」を見学します。


その前に。ガイドさんから、「キトラ古墳」の説明が…。

「1983年、円墳の古墳の石室に極彩色の壁画が発見され、発掘調査を経て、現在は、元の状態に埋め戻され、2015年に古代の大きさに復元され、当時の姿を蘇らせています」と。

この付近の発掘調査では、さまざまな貴重な品々が出土。公園には、それらが写真で展示されています。


館内に入ると、天井には、キラキラ輝く天体図。

「天体望遠鏡もないのに、どうやってお星さまの位置調べたんだろ?昔の人って、視力がすごかったのかなぁ~」と、星を見上げるミモロです。
この天体図は、おそらく大陸から伝わったものでは…との説も…。

さて、石室の中には、漆喰の上に、方角を司る四神が、繊細な筆遣いで描かれているのだそう。
 
四神とは、南の朱雀、北の玄武、東の青龍、西の白虎。「それ平安神宮の幕にも描かれてるよ~」と。そう、祇園祭の山鉾でも四神の姿を描いた懸想品を目にします。平安京にも伝えられた思想です。

「壁画を描いた人…すごいね~見本があったんだろうね~だって、四神って、見たことないものね」と、その絵師の技の見事さに驚きます。「暗い石室で描いたのかな?天井に描くの大変だっただろうね~」と、いろいろ想像します。

さらに動物の頭と人間の体を持った十二支などの絵も確認されているそうです。

また、古代飛鳥の暮らしがわかるジオラマ模型にもミモロは興味津々です。


「キトラ古墳」は、2段構造の円墳。「お饅頭の真ん中に石室があるって感じだ~」

「キトラ古墳」の模型を見て、饅頭を想像したミモロでした。

石室の石は、凝灰岩で、古墳から北西に約14キロ離れた二上山から運ばれたもの。
「トラックもないのに、運ぶの大変だね~」と、どれほどの人が関わったか想像できません。

「でも、古代の人って、どうやって古墳の設計やったのかな?コンピューターもないし…大型機械もないし…すごいよね~」と、

原寸大に作られた石室模型。

壁画の様子がよくわかる資料もそばに…
 

石室からは、木棺の錺金具や刀装具、玉なども出土。そしてここに葬られていたのは、出土した人骨や歯から、50~60代の男性であることが解明されました。身分が高いその人物…でも、誰であるかは特定できないそう。


石室模型の見学の後は、キトラ古墳の見学に…。

「この古墳は、東西に延びる丘陵の南斜面にあり、上の段は、直径9.4m、下の段は、13・0mある2段式の円墳です」とガイドさんから説明。


「これがキトラ古墳?」実物を目にして感激もしきり。
 

「この場所にしよう~って、決めるの責任重大だね~」と。

古墳の周辺には、住宅地が迫っています。

でも、広々した丘陵には、さわやかな風が吹き抜けました。この解放感は気持ちいい~!

*「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」奈良県高市郡明日香村阿部山67 展示時間9:30~17:00(12月から2月は、~16:30) 拝観無料
近鉄飛鳥駅徒歩30分


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