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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「八角」という名の魚 すべて食べつくす

2012-10-10 19:06:42 | 
変な名の魚がいます。その名は「八角」。姿が角々角の八角で、そのまま「ハッカク(八角)」と名が付いています。
石狩浜の「番屋の湯」の前に、一時期魚屋が店を開き、魚をさばいてくれました。
立ち寄ると、珍しい魚が売られています。珍しいので関心を寄せると、その魚が「八角」でした。「さばいてあげます。刺身は美味しく、皮や骨も油で揚げると、残すところはひとつもなく、かりかりして美味しい」と言うのです。珍らしがり屋の我が家のことですから、早速買い求めました。
本当に刺身は美味いし、皮や骨は揚げるとぱりぱりして酒の肴にぴったりです。この時から「八角」と言う魚を覚え、店で見付けると買うことにしています。料理するのは細身で骨っぽい魚なので、何となく面倒ですが、食べた時のあの美味さには面倒などと言っておれません。家庭ではラビ妻が魚をさばき、私は食べ役になります。
今年は夏の初めごろだったかにスーパーで「八角」を見つけ、買い求めました。
札幌は物流が良いとみえ、珍しい魚を時折見かけます。
この八角は正式名は「トクビレ(特鰭)」といい、特に大きな鰭を持ち、大きく広がる第二背ビレ、尻ビレに由来します。地方によっていろいろ名が付けられ、沢山の名を付けられている魚ですが、北海道と関東で「八角」と呼ばれています。
メスは35㎝ぐらい、雄は50㎝にもなると言います。産卵期は10月から11月。小さくても高値で安定しています。主な産地は北海道。カムイラピットは札幌に来て初めてこの魚に出会いました。