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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

郭公の運動会

2014-06-02 19:36:21 | 

郭公の運動会

郭公の鳴き声を聞くのは今日で今年2度目です。別荘(?)近くの林(防風林あたり)から郭公の鳴き声が連呼するように聞こえてきます。日時は5月51日(土)の夕方でした。この日は何匹もの郭公が「カッコウ、カッコウ」「カッカッ・カッコウ」と盛んに鳴いていました。カッコウの声がこだまするかの様な錯覚さえ受けます。この日は急に気温が上がりましたので郭公も活動的になったのです。自宅の近くでは住宅街となったせいか、まだ初鳴きを聞いていませんので、郊外にある別荘地とでは林が多いだけ違うのです。

今日は近くの小学校の運動会の日でしたが、どうしたというのでしょうか、郭公も運動会の日とでも思ったのでしょうか、競って飛び回っています。まったく運動会さながら、まねてる様に上空を行ったり来たりしているのです。郭公は結構飛ぶのが早いものですね。向こうに飛んで行ったと思ったら、勢いよく戻ってきては別な方向へと飛んでも行きます。じつに競走しているかの様子です。

実態を明かしますと、追っかけているのはオスがメスを奪い合っているというのが本当の姿なのですが、見事なまでの飛行の姿です。活発な行動の中で、驚いた事に、我が別荘近くの電柱にもやってきて「カッカ、カカカ」と特別な音を立てます。この機会を逃したら写真を撮ることは出来ないであろうと、カメラを急いでソオッと車に取りに行くと、知らぬ間に郭公は飛び去ってしまっていました。待ってくれるはずもありません。素早い鳥の撮影には根気とテクニックが必要なのです。

別荘の周りは視野の広い空間のあるところで、鳥が何も障害物のない空を自由に飛んでいます。郭公の飛行もそうですが、オオジシギも別荘の上空をジェツト機さながらのような様子で、急な滑降と特異な音を立てて飛び回る様は自然満杯の驚くの姿です。オオジシギの飛ぶ姿は毎日のように繰り広げられています。

カムイラビットの高校時代網走南が丘の生物部に入っていましたが、その年の研究主題に「網走管内の郭公の飛来経路について」というような題であったでしょうか、先輩達が郭公の研究に取り組んでいた事が思い出されます。郭公は思い出のある鳥なのです。