雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ケニアに 鳥の声盛り鳴く 

2015-03-17 12:37:59 | 

映画「風に立つライオン」

「長崎・五島」と「ケニア」をまたぐ巨大な映画「風に立つライオン」の新聞広告で見て、「ライオンの映画」なら是非見て見たいたいものだと、封切2日目の3月16日にサッポロファクトリーに映画鑑賞にと行きました。

残念ながら、映画にはライオンは出てこず、日本からケニアに派遣されていた若い医者が奮闘する姿が「風に」立つライオン」なのでした。

ケニアはサバナ気候で、あまり木の大きくならない土地なのです。その映画の中で自然派カムイラビットが気になっていたのが「小鳥たちの鳴き声」でした。鳥の姿は映りませんでしたが、小鳥の鳴き声は盛んに流れていました。自然を表現するために小鳥の声を流していたのか、自然そのままなのか分かりません。

映画の中で印象深かったのが、医師が平原に向って「ガンバレ―」「ガンバレー」「ガンバレー」、「ガンバレー」と何度も叫ぶ姿でした。ガンバレーとは人にガンバレーと叫んでいるのではなく、「自分に言い聞かせているのだ」という若い医者の言葉でした。

大自然に向い大声で、ガンバレー、ガンバレーと叫ベば、自分を奮い立たせるのにぴったりだと思いました。

小鳥の声の話に戻りますが、カムイラビットの家の周りは、今の季節には多くの小鳥たちの声が聞こえてきます。朝方に特に見事に鳴いています。遠くなので、小鳥の姿は見えません。ケニアの画面と同じ様なたくさんの小鳥たちの鳴き声です。

また、先にモエレ沼の林での冬芽観察会に出向いたことをお話ししましたが、ここでもたくさんの小鳥の鳴き声を聞きました。ここでは人の近くまで来ていますので、じっくり構えれば、小鳥の写真も撮ることが出来そうです。

道新の「日曜文芸・俳句」欄に次の句が載っていました。

      立春や鳥が木にゐるだけでいい (鈴木 禎子・北広島)

          (選評・清水 道子選) 寒中の小鳥は高いところでわずかに姿をみせるだけ。立春になれば降りて来て鳴き声も近くなる。

                         雪国に住む者にはそれだけでもうれしい。

 ★ とありました。北海道。札幌にも春は確実に近くなっています。   

 

 


新千歳空港滑走路閉鎖 エゾ鹿進入 

2015-03-17 10:41:23 | 動物

「エゾ鹿進入 飛行機止める」

もう過ぎた話ですが、新千歳空港が3月3日夜、一時閉鎖になりました。航空機の移動区域にエゾ鹿が侵入し、滑走路が全面閉鎖としたからです。撮影されたシカの7頭程の写真を見てこれでは空港の全面閉鎖とするのもうなづけました。

そして4日午前5時頃にも再び5頭が敷地内に入り込みましたが、新千歳空港事務所の車両に追われ敷地外に出されました。この時は滑走路から約1㌔離れていたので、空港は閉鎖されず平常運行したのです。

エゾ鹿の侵入はただの話ではなく、到達すべく上空に来ていた飛行機が、上空で旋回しながら待機しますので、消費ガソリンなどの大損害につながったことになります。

空港では事故につながる鳥対策は十分されていましたが、動物などの進入を防ぐための対策は十分ではなかったようです。それでも空港の全面をフェンスで囲んで進入しないよう対策はしていますが、鹿が降り積もった雪を足場にして乗り越えてきたのであろうと考えられています。

観光客にはシカの姿を見る事は、可愛らしく珍しく思うエゾ鹿も、空港に進入しては、はた迷惑な話となってしまったのです。

今の野山は固雪となり鹿の餌(草)が極端に少なくなり、雪が少なくなった平地と雪との境の草を求めて滑走路に入り込んだものと思われ、今回のシカの侵入事件となったのです。

これからはシカ進入対策も完全性が求められます。