映画「風に立つライオン」
「長崎・五島」と「ケニア」をまたぐ巨大な映画「風に立つライオン」の新聞広告で見て、「ライオンの映画」なら是非見て見たいたいものだと、封切2日目の3月16日にサッポロファクトリーに映画鑑賞にと行きました。
残念ながら、映画にはライオンは出てこず、日本からケニアに派遣されていた若い医者が奮闘する姿が「風に」立つライオン」なのでした。
ケニアはサバナ気候で、あまり木の大きくならない土地なのです。その映画の中で自然派カムイラビットが気になっていたのが「小鳥たちの鳴き声」でした。鳥の姿は映りませんでしたが、小鳥の鳴き声は盛んに流れていました。自然を表現するために小鳥の声を流していたのか、自然そのままなのか分かりません。
映画の中で印象深かったのが、医師が平原に向って「ガンバレ―」「ガンバレー」「ガンバレー」、「ガンバレー」と何度も叫ぶ姿でした。ガンバレーとは人にガンバレーと叫んでいるのではなく、「自分に言い聞かせているのだ」という若い医者の言葉でした。
大自然に向い大声で、ガンバレー、ガンバレーと叫ベば、自分を奮い立たせるのにぴったりだと思いました。
小鳥の声の話に戻りますが、カムイラビットの家の周りは、今の季節には多くの小鳥たちの声が聞こえてきます。朝方に特に見事に鳴いています。遠くなので、小鳥の姿は見えません。ケニアの画面と同じ様なたくさんの小鳥たちの鳴き声です。
また、先にモエレ沼の林での冬芽観察会に出向いたことをお話ししましたが、ここでもたくさんの小鳥の鳴き声を聞きました。ここでは人の近くまで来ていますので、じっくり構えれば、小鳥の写真も撮ることが出来そうです。
道新の「日曜文芸・俳句」欄に次の句が載っていました。
立春や鳥が木にゐるだけでいい (鈴木 禎子・北広島)
(選評・清水 道子選) 寒中の小鳥は高いところでわずかに姿をみせるだけ。立春になれば降りて来て鳴き声も近くなる。
雪国に住む者にはそれだけでもうれしい。
★ とありました。北海道。札幌にも春は確実に近くなっています。