「ヤマゴボウ」
庭に植える植物には有毒と言われる植物が多い様に思われます。たとえばスイセンがニラと間違えて中毒になったなどいろいろな例が起こっています。
カムイラビット家の庭にはスイセンも植えられ、犬サフランも植えてあります。
そのほかに、実は有毒とされるヤマゴボウも植えられています。
我が家にはありませんがキョウチクトウは有害で、焼き肉の串として使用した人が死ぬ事故が起こっているとも聞きますが、れっきとした園芸用植物です。
ヤマゴボウは植物の姿もすがすがしく、実の付けてる姿は清楚で日本画の題材としても使われたりしています。黒く実の付いた様は華道の材料にも好まれています。
姿がきれいなので、ラビ妻のボランティア先にも植えてみてはとヤマゴボウの苗を持って行かせた事がありますが、黒い実が有毒と聞いていたボランティア先の関係者が、せっかく根付いたヤマゴボウを抜いてしまったそうです。
私も黒い実を確かめにと口にしてみましたが、苦くて食べられたものではなく、再び食べて見ようと思いません。
有毒と言われても、食べて死に至る植物ではないのですが、用心深さが先に来ると、花壇の花は皆無くなってしまうことになってしまうと思われるのです。
ところで我が家のヤマゴボウ、一本だけが特別に大きく成長し2m30㎝以上に成長しています。
通路に生えている物ですから、通るのに邪魔になるはずですが、ヤマゴボウの枝の下を頭を下げないまま、通れる様になっています。
秋には黒い実が魅力的に色づいてここを通るたびにヤマゴボウの素敵さを味わうことが出来る事でしょう。
今の季節は緑色の総状花序の実を付けています。