雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

風極の地 襟裳岬

2017-09-12 12:53:35 | 自然

「襟裳岬の波は荒い」

台風が来るたびに、襟裳岬の風の強さや波の高さが気になりきす。

襟裳岬に出向いていた9月9日は襟裳岬は晴れでしたが、8日に台風がえりもを通過した影響で波が荒れていました。

砂浜に降りて、ヒダカミセバヤの花を撮影しようと下りかけたのでしたが、「昆布漁師の人に今日は危険なのでやめなさい」と注意され、高い所からしばし波を眺めておりました。

この日は、それは大変な高波なのでした。見れば見るほど恐ろしい様相です。

これぞ「風極の地 襟裳岬の高波」です。昆布漁師の方の話によれば「流れ昆布拾いをしていて波にさらわれ足の骨を2か所折った」とのこと、「海は甘く見てはいけないですよ」と痛感したのです。

今年は70代と52歳の人(女性)が、昆布拾いをしていて波にさらわれ死亡した話もしていました。

ただ観光で襟裳岬を眺めているのとは違い、えりもの町の人々には命のかかった生活があるのです。

10日、いつもの事ながら朝早や起きして岬の朝日を撮りに出向いたのですが、港の方から放送が流れてきました。男性の声です。

男性の声が流れると、今日は昆布漁は中止という事になります。女性の声が流れてくれば昆布漁の船は出せるとの合図となります。

この様にすれば、漁師は勘違いすることがないのです。女神は漁師にも富を与えてくれます。

9日は、庶野の浜にも行ってみましたが、波が荒くその荒さを感心して長い時間眺めておりました。「風極の地の荒波」です。