「ナナカマド雪綿帽子被り赤ら顔」
冬になっても実を落とさない木があります。それが唯一のナナカマドの木です。
ボタ雪の降る朝は、雪の白さにナナカマドの実が映えて、真っ赤に輝いています。
この季節、他の木には見られません。
「ナナカマド雪綿帽子被り赤ら顔」 の句が、つい口に出てきます。
旭川市の冬の街路樹のナナカマドもそれは綺麗です。
優佳良工芸館第一代館長の木内綾さんが亡くなられた年、旭川市に葬儀に出向いた折りは冬で、ナナカマドが雪に映えて見事でした。ナナカマドの雪景色を見ると、葬儀に出向むいた日が思い出されます。