「不漁で、海の幸も食べられなくなるのでは!」
いつも海の幸を送って下さる紋別市のM宅の奥さんと電話で話をしました。
紋別の浜は今年はもっとも不漁らしく、「魚の値が上がって買えなくなりました」「浜でありながらこの高値ではね」と言います。浜でありながら、魚が高くなって買えない様なのです。
気候変動が問題なのか、海流の流れの変化が影響しているのか、先年北海道を襲った台風が原因なのか、またまたこれまでの乱獲がそうさせているのか。浜の人たちの苦難を思いやります。
勿論、我々消費者も大変なことになってきています。話では「取れなくなった分、漁師さんは値段を上げればよいのであって、消費者ばかりが困っています」とは、電話先の奥さんの話でした。
しかし、魚が取れなくて、漁師の中には廃業に追いやられる人もいるようなのです。
実際に漁獲量は減っています。平29年12月15日の道新の記事に、「秋鮭の水揚げの数値」が示されていました。昨年比から見ると「記憶的な不漁」とあります。
ピックアップされた漁区の数値を上げて見ます。
オホーツク 858万匹 27%減 根室 212万匹 55%減
日本海 188万匹 29%減
えりも以西 240万匹 27%減 えりも以東 72万匹 68%減
全道 1572万匹 33%減
地区ごとの水揚げではオホーツクが最多で、一番不漁だったのは、いつもえりも岬でお世話になっているえりも以東地区でした。えりもの漁師さんのなげきは数値にもくっきり表れていました。