「歌志内市の人口 2994人に!!」
有名になるのに最低な事で知られたくもなし、知られたくもありです。
北海道空知管内の芦別市、赤平市、歌志内市、上砂川町、砂川市、美唄市、三笠市、夕張市などは旧炭鉱都市として知られています。
いや、知られていました。と過去形で言った方が良いでしょう。
燃料使用の変化によって、石炭から石油に変わり炭鉱都市は急に衰えて行ったのです。
当然各都市も人口が減る一方で、街の成り立ちに苦慮することにまでなっています。
その中で歌志内市の人口がとうとう3,000人を割ってしまいました。
一度市の資格を得た市は人口が減っても市の名が残ります。歌志内の市街地は整備され、スイスのチロル地方の街の様子を模してこぎれいですが、人口がこう極端に減っては大変です。
それにつけても、人口に対する65歳以上の率が52.77%ですから、市の成り立ちは大変です。
国木田独歩が歌志内に立ち寄り、赤平にて永住しようと下見に来たことがあります。その時の歌志内の炭鉱町の賑やかさが見事に描かれております。その様子から現在のような人口の少ない街に衰退するとは想像もできないことでした。
カムイラビットは隣の市の赤平に住んだことがあり、隣の歌志内のチロルの湯(温泉)に良く行きましたが、まだ当時はこの市に高校もあって、今の人口まで減少するとは想像もできないことでした。今では高校も無くなってしまっています。
赤平に住んで面白い事だと思ったことが一つあります。警察署が「赤歌警察署」となっていたのは、人口減少期に入り、赤平、歌志内がもうすでに一体化していたのでした。
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