「神の池は神秘そのもの」
網走(オホーツク)管内の清里町(人口約4200人)に「神の子池」があります。
阿寒国立公園の範囲が今年から摩周湖周辺も加えられ、名称も「阿寒摩周国立公園」となりました。
摩周湖の魅力は「霧の摩周湖」と言われ、多くの観光客が訪れています。摩周湖の第一展望台、第三展望台での展望を楽しむ人は多く、弟子屈(てしかが)駅から近く、観光バスも大半止まるところです。
そして、知る人ぞ知る摩周湖の別な眺めを堪能できるのが、清里町にある「裏摩周展望台」です。摩周湖を裏側から眺めるのです。
摩周湖には流れ出る川がありませんが、湖の水は一定の水位に保たれているので、不思議に思うのです。
清里町の人の話では、摩周湖の水が地下水となって「神の子池」に湧き出ているのだと言います。こんこんと湧き出る水が、池から小川となって流れ出ています。
神秘な湧き水の池のある「神の子池」の風景は原始の姿で人の心を引き付けています。
摩周湖周辺が国立公園に加えられられたことにより、神の子池も全国区となったと言えるのです。
神の子池へは、道の整備も十分でないと言いますが、それがまたよいのではないかとさえ思います。
道新29.11.2の夕刊「今日の話題」の記事では、『池までの2キロの林道は未舗装で狭く、路肩を逸脱する車も、トイレはくみ取り式がが二つだけ。土産物屋など、ない。
林道を舗装し、休憩所や駐車場を整備してはという考え方もある』と書いています。
その反面、手の付いていない「神の子池」が良いという考え方もあるのです。
同新聞によると『10月、平日の午前。池の駐車場に10台近い車が止まっていた。』と書いているところを見ると、神の子池は多くの人の関心が持たれ、人に知られることになっています。すなわち全国区になったと言えるでしょう。
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