今の北海道に「カタカナの地名」はわずかです。ニセコ町のようにカタカナ書きの地名は特殊な感じで受け取られます。川の名前にはカタカナ書きの名は結構ありますが、町名や名には限られ(なかなか見つかりません)ています。
ここであげた「メム」と言う地名は、北海道に住む者にとっては常識の中の地名(言葉)で「アイヌ語で泉の湧き出る所・泉地」をさしています。泉地(メム)は昔から生活の原点であったらしく、また。川が発生する所でもあったのです。
札幌市は豊平川の扇状地に開かれた街であり、扇状地の扇端(せんたん)にあたるところには多くの「メム」が存在しました。そこからは川が流れ出て海に繋がりましたが、メムに当たる植物園や道庁(北海道庁)の池、偕楽園にあたるところにまでは鮭が遡上しました。そこにはメムがありました。
深川市の西方に広がる農村地域に泉の湧き出るところが由来となる地名があります。住居表示では「深川市深川町字メム」です。地名はメムとカタカナ書きですが、神社はカタカナ書きではおかしいと漢字書きにしてあり、「芽生神社」となっています。アイヌ集落で知られる平取町に、スズランの群生地で知られる観光地があります。そこの地名は芽生(めむ)といわれます。深川の芽生と同じ漢字をあてているのは不思議です。
★ アイヌ語の「メム」が元になって付けられている地名としては、
・オホーツク管内のおおぞら町の女満別(めまんべつ) メム・アン・ペッ。
・帯広管内の芽室(めむろ)町。 メム・オロ・ペッ。
・帯広管内の芽武(めむ) メム。
・日高管内のスズランの群生地で知られる平取町の芽生(めむ) メム。
・深川市深川町字メム メム。 などがあります。
★ 学生時代、神奈川県の秦野巡検として人文地理学・地図の大家として知られる田中啓爾教授の授業を受けましたが、「秦野 (はだの)扇状地」の扇端を巡り、水神さん、神社、水守地蔵のある場所が、どれもが泉の水源のある場所でした。この水源地 がアイヌ語でいう「メム」に当たる所になります。
ここであげた「メム」と言う地名は、北海道に住む者にとっては常識の中の地名(言葉)で「アイヌ語で泉の湧き出る所・泉地」をさしています。泉地(メム)は昔から生活の原点であったらしく、また。川が発生する所でもあったのです。
札幌市は豊平川の扇状地に開かれた街であり、扇状地の扇端(せんたん)にあたるところには多くの「メム」が存在しました。そこからは川が流れ出て海に繋がりましたが、メムに当たる植物園や道庁(北海道庁)の池、偕楽園にあたるところにまでは鮭が遡上しました。そこにはメムがありました。
深川市の西方に広がる農村地域に泉の湧き出るところが由来となる地名があります。住居表示では「深川市深川町字メム」です。地名はメムとカタカナ書きですが、神社はカタカナ書きではおかしいと漢字書きにしてあり、「芽生神社」となっています。アイヌ集落で知られる平取町に、スズランの群生地で知られる観光地があります。そこの地名は芽生(めむ)といわれます。深川の芽生と同じ漢字をあてているのは不思議です。
★ アイヌ語の「メム」が元になって付けられている地名としては、
・オホーツク管内のおおぞら町の女満別(めまんべつ) メム・アン・ペッ。
・帯広管内の芽室(めむろ)町。 メム・オロ・ペッ。
・帯広管内の芽武(めむ) メム。
・日高管内のスズランの群生地で知られる平取町の芽生(めむ) メム。
・深川市深川町字メム メム。 などがあります。
★ 学生時代、神奈川県の秦野巡検として人文地理学・地図の大家として知られる田中啓爾教授の授業を受けましたが、「秦野 (はだの)扇状地」の扇端を巡り、水神さん、神社、水守地蔵のある場所が、どれもが泉の水源のある場所でした。この水源地 がアイヌ語でいう「メム」に当たる所になります。
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