「身近な地名の語源 アイヌ語地名」
地名は、いわれがあって 地名となります。
北海道の地名の多くは、アイヌの呼び方によっています。これを「アイヌ語地名」と言います。
北海道で多くの人に知られる地名の語源を10個ほど今回はあげてみます。何か面白いでしょう。
〇 根室 ねむろ ニムオロ ni-mu-oro キ・群生している・ところ
市名。現在木の繁る場所は伐採されて無くなりましたが、むかしは目立つほど木が群生していたとみられます。
〇 雄武 おうむ オム o-mu 川尻・塞がる
町名。季節により 川口が塞がる川から付けられた地名。ケガニ祭りで知られる町です。
〇 津別 つべつ トゥベツ to-pet 二つの・川
町名。網走川と津別川の合流地にある町名 木材の街津別で知られます。丸玉木材の街。
〇 歌志内 うたしない オタウシナイ ota-us-nay 砂浜・付いている・沢川
市名。かっての炭鉱街。街は細長く家が並ぶ。人口は極限した。
北海道の地名で歌の名のつく地名は、砂に関係する地名。
〇 大楽毛 おたのしけ ota-nosike 砂浜の・中央
面白い呼び方の地名としてよく紹介されている。 ウタ オタともに砂浜を意味する地名。
〇 達布 たっぷ タップ tapcop たんこぶ山 円山。
三笠市 三笠市も炭鉱街であった。
〇 春国岱 しゆんくにたい シュンクニタイ sunku-nitai エゾ松・林。
風蓮湖と根室湾をわける砂州。 エゾ松の林があるのが珍しい。
〇 室蘭 むろらん mu-ruran 小さい・坂。
室蘭市名。語源はまだはっきりしていないと言います。
〇 幌内 ほろない ホロナイ poro-nay 大切な・川。一般的には大きな・川 と訳しています。
鹿追町。ホロナイは全道各地に同地名が多い。
〇 知来別 ちらいべつ チライ・ぺッ ciray-pet イトウ魚の・川
留寿都留寿都村。
アイヌ時代にはイトウの捕れた川があったことが分かります。
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