昨夜雨が降ったからだと思いますが、トラクターに取り付けられた畦塗り機での畔塗り作業が行われていました。
この畦塗り機を使った畔塗り作業を私は初めてみました。
不思議ですね。この機械で畔塗りがあっという間にできてしまうのですから。
カラスも気になったのか、特等席で見物しています。
手作業で行う畔塗りはとても重労働です。
小学生の頃、母親の畔塗りの手伝いをした事を思い出します。
畔の内側に水を取り入れる溝を掘り、用水を引き込みます。
用水が入った溝で土を捏ね、その土を鋤簾で畔に投げつけてから、鋤簾で平らに塗ってゆきます。
鋤簾が壁塗りの際の鏝の役目をします。
それを繰り返します。
母親もか細い体でよく重労働であるこの畔塗り作業をやっていたものだと思います。
田植えが終わってからはこの畔で大豆を栽培します。
私が畔に棒で穴をあけ、母親がその穴に大豆を入れ込み土でふさぐ、その作業を繰り返します。
「畔豆(あぜまめ)」栽培です。
この畔豆を使って我が家では自家用味噌を作っていました。