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私の住んでいる地区ではコシヒカリとカゼサヤカが多く栽培されているようですが、そのコシヒカリに穂が出て花が咲いていました。
我が家は父親の代に地元の営農組織に我が家の田圃の耕作を依頼し、現在に至っています。
それ以前は田植えや稲刈りや脱穀の際は、父親から見れば子供夫婦・孫が集まり一家総出で作業をしていました。
「三ちゃん農業」と言われる言葉がありました。
じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん で農作業をこなすという兼業農家が多かった中で、mt77の家は孫まで田圃に出てきて賑やかに田植えや稲刈りが出来ていいねーと羨ましがられたものでした。
その後、父親も体力が落ち田圃の水見も大変になったこともありましたが、米価が下がり苦労して作っても肥料代や資材代を賄えない、また新しく田植え機や脱穀機等を購入すると完全に赤字になってしまうというという事で地元の営農組織に耕作を依頼することになりました。
私の住んでいる地区でも「先祖から譲り受けた田圃を休耕田にしたくない」という理由もあり、採算は考えずに米づくりを行っている方々も大勢います。
ここのところ米の価格は下落し続けています。
供給と需給のバランスが取れなくなっているという事もあるでしょう、コメの消費が落ち込んでいるという事もあるでしょう。
でもこの米価下落が続けば営農組織でも機械や設備の投資も出来ずにお手上げになってしまう可能性もあります。
2020年度の食料自給率はカロリーベース37%しかありません。
これ単純に考えると、食料の輸入がすべて止まってしまった場合は国民の63%が飢えに直面するという事では無いでしょうか?