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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「せん」

2025-01-13 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「せん」  信州弁 長野県 中信 方言
 
「せん」は「前」や「以前」の意。
 
例文
せん は どんな しごと して いた だい」=「以前はどのような仕事をしていたのですか」
せん にゃー こんな こん は なかった がなー」=「以前にはこんな事は無かったがなー」
「まつもとじょう にゃー せん に のぼった こん は ある かい」=「松本城には以前に登ったことは有りますか」
「いま きいた はなし は せん に だれからか  きいた こん が ある ぞ」=「今聞いた話は以前に誰かから聞いたことがあるぞ」
「おめさま にゃー せん に どっか で おあいしている ような き が する が」=「あなたとは以前にどこかでお会いしているような気がしますが」
せん に けが した とき も いっつろ。 のこぎり は きーつけて つかえって」=「以前にけがをした時も言っただろ。 鋸は気をつけて使えよと」
「やま  のぼる とき の きーつけ なきゃ いけん こん を せん に おしえて もらって いた もんで おかげさま で けが する こん なく げざん する こん が できた いね」=「山へ登るときの気を付けなければいけない事を以前に教えていただいていたものですからお陰様で怪我する事無く下山する事ができましたよ」
 
 
 
 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
気持ちがこもってるみたい。 (豊太郎)
2010-01-30 19:49:57
方言でなくつちゃ気合がはいらないみたい。
おかしなもんですね。
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せんに (tabibito)
2010-01-30 20:45:15
「せんに」をパソコンに打ち込んで変換すると「先に」と言う文字が出てきます。
「先に」は辞書にも載っていて以前にとか前にと言う意味で使用すると書いてあるところを見るとこれも標準語と考えてよさそうですよ。
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追伸 (tabibito)
2010-01-30 21:06:04
言い忘れましたが、「せんに」は関西でも広く使われています。
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豊太郎様 (mt77)
2010-01-31 07:27:50
地区独特の方言や言い回しやアクセントを聞くと安心感があるのは幼少の頃より聞きなれ話なれた言葉で安心できるのでしょうね。
話していても、標準語で話されると、親近感がわかないような気がしますから不思議です。
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tabibito様 (mt77)
2010-01-31 07:37:29
言い訳になってしまいますが「せんに」は塩尻市誌の一覧に掲載されていて、なお且つ我が家でも使っていましたので例題をつくってみました。
私はてっきり「せんに」は「前に(ぜんに)」が変化して「せんに」になったと思っていて「先に」からきているものだと全く想像もできませんでした。
松本市・塩尻市・東筑摩郡誌と朝日村誌の一覧には掲載されていませんでした。
標準語なのだと思います。
今年の3月に「長野県方言辞典」を発刊される馬瀬良雄先生の著した方言に関する本を昨日図書館で一冊借りて来ました。
私の頭ではなかなか理解することが難しいような気もしますが、もう少し勉強してみたいと思っています。
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せんに (安中散)
2010-01-31 08:43:03
せんには、私自身はほぼ使わないです。
前を使います。
時系列的には少し違いますが、似たような言葉で
”さいぜん”と言う言葉があり、それは親の影響か
私も使います。
意味的には”ちょっと前”から的な使い方です。
「さいぜんからゆうてるやろ」

「前から言ってるでしょう」
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安中散様 (mt77)
2010-01-31 18:04:40
関西でも地域によって言葉が違うのが分かりました。
長野県は山がありますので、越えれば言葉も若干違いますし、イントネーションも異なります。
我が家は百姓家ですが、昔の百姓家の人は松本で生まれれば、松本平の外に出る事は殆ど無かったのではないかと思います。
我が家以外も然りで、その為独特の方言という言葉の文化が生まれてきたのだと思います。

私の住んでいる地区では「さいぜん」は聞いた事がありません。
「さいぜん」と聞くと「最善」をイメージしてしまいます。
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