monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

初時雨

2011年10月10日 | 日本古典文学-和歌-冬

初時雨ふれば山べぞ思はゆるいづ れの方(かた)かまづ もみづ らむ(古今和歌六帖)

秋ははやすぎの板屋の初しぐれおと聞くしもぞ冬はさびしき(新続古今和歌集)

いつしかと冬をや告ぐるはつしぐれ庭の木の葉におとづ れてゆく(新拾遺和歌集)

夕づ く日いるさの山の高ねよりはるかにめぐる初時雨かな(新勅撰和歌集)

初しぐれまたこの冬もめぐり来てふりゆく身こそさらに知らるれ(新千載和歌集)

うきものと思ひなれたる暁(あかつき)のまくらに過ぐる初時雨かな(新続古今和歌集)

袖ぬらす小夜のねざめの初時雨おなじ枕に聞く人もがな(続古今和歌集)

(2009年11月15日の「初時雨」の記事は削除しました。)

コメント (2)
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