monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

寒蘆(かんろ)

2011年10月22日 | 日本古典文学-和歌-冬

みなと江の氷にたてるあしの葉に夕霜さやぎ浦風ぞふく(風雅和歌集)

なには潟いりえにさむき夕日かげのこるもさびし葦のむらだち(風雅和歌集)

なにはがた枯れても立てる葦の葉の折れふすまでと浦風ぞ吹く(新後拾遺和歌集)

葦の葉の霜がれはてて難波潟いりえさびしき波のうへかな(玉葉和歌集)

難波江におふるのみかはおしなべて豊葦原は冬がれにけり(草根集)

なにはがた汀(みぎは)の葦に霜さえて浦風さむき朝ぼらけかな(新拾遺和歌集)

(2009年11月19日の「寒蘆」の記事は削除しました。)