しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

安春川中流 その1 マガモたち

2009-07-16 19:36:17 | Weblog
 「安春川マガモ愛好会」さんから、3年前に整備されたカモの休息場所で、ある雌マガモが抱卵したとの情報をいただきました。そこで、12日(日)に安春川に行きました。しばらくぶりの安春川です。

 安春川は札幌市新琴似に入植した屯田兵が、明治23年に、湿地帯であったこの地の水はけを良くし、畑とするための排水として、開削した人工の河川です。札幌市が膨張し、都市化が進んで住宅地となると、全く水の無い川となっていました。もちろん、三面がコンクリートに覆われた、全く潤いの無い姿です。私も昭和62年から平成3年まで、この川に面したアパートに住んでいました。雪解け時と大雨時以外は水の無い川であったのを見ています。
 現在では、水枯れの対策として、創成川下水処理場で高度処理(通常の処理に、砂濾過と塩素殺菌が行われています)された水が導水されています。また、景観的な整備も(良し悪しは別として)行われています。

 中流域は次の写真のようになっています。

 3面がコンクリートに覆われた姿はそのままですが、化粧が施されています。写真の右側の草のある所が、後からカモの休息場所として設けられた部分です。
 こんな所に生き物が棲むのか?と思われるかもしれません。しかし、マガモもいますし、魚などもいます。魚については、後日、ご紹介したいと思います。
 安春川は地元の町内会や老人会、学校、札幌北郵便局などが参加した「安春川を愛する会」が結成されています。清掃活動も活発に行われており、住宅街の中にあるとは思えない、ゴミ等が少ない川です。写真でも解ると思います。

 マガモは水深が浅いため、泳ぐというより、水の中を歩いています。下の写真です。

 本来、マガモは渡りをする鳥です。冬に日本に来て、春にシベリア方面等に旅立つものです。しかし、最近は渡りをせず、札幌で卵を産み、子供を育てるマガモがいます。
 目を凝らして、抱卵している雌マガモを探しましたがいません。しかし、2羽の子ガモを連れた雌がいました。トップの写真です。卵が孵化したようです。翌日、安春川マガモ愛好会さんからのメールで、やはりそうだったことを確認しました。
また、次のような情報もいたたきました。巣には、孵化しない、3個ほどの卵が残っていたそうです。雌マガモもあまり抱卵する様子が見られず、後になくなったそうです。カラスが取っていったようだとのことでした。
 2羽の雛を連れたこの雌マガモのほか、大所帯の10羽の雛を連れた親子のマガモもこの場所に現れるそうです。

 これらの雛たちが無事に大きくなってほしいと願っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする