2009年12月6日、7日と郵便局訪問で訪れた松山市で、私は、たいへん多くの猫達や猫に関連した物に出会いました。その第2弾です。
伊予地方は、かつて源平の合戦で功を挙げ、鎌倉幕府の有力御家人となった河野氏が治めていました。その統治は、豊臣秀吉の四国征伐で、小早川隆景に開城をするまで、続きます。河野氏が南北朝の頃、築城したのが湯築城です。現在は城の姿は無く、城跡だけです。
この湯築城は、昭和63年から発掘が始まりました。現在、家臣団居住区や武士居住区、庭園区などが発掘されています。そして資料館が設けられています。その中に珍しい、猫の足跡のある皿は展示されています。トップの写真です。
土師器の皿です。バランスの良い所に猫の足跡がついています。製作の途中(乾燥中)にたまたま猫が歩いてしまったのでしょうか。それを面白いとして、そのまま焼いたのでしょうか。作者が意図的に、模様として猫の足跡をつけたのでしょうか。わかりません。しかし、珍しい皿です。
資料館には、河野氏が好んだ連歌を行っているところが再現されています。下の写真です。一人、考え込んでいる人がいます。周りの人はこの方を見ているようです。ちょうどこの方の順番だったのでしょうか。
松山市と言えば、道後温泉です。私は足湯だけでしたが、みやげ物屋で、猫のおみやげを見つけました。
開運にゃん次郎という、こし餡を蜂蜜入りカステラ生地で包んだお菓子です。中には3種類の刻印がされたものが入っているそうです。招き猫にゃん次郎と「お福さん」というねずみ、良縁大魚「たい」です。でも、このおみやげ、製造しているのは東京都町田市のお茶のみのり園さんのようです。みのり園はお茶だけでなく、猫にこだわったお菓子や、急須、茶碗なども販売しています。
世の中には、私のように猫にこだわる人も多いようです。