9月30日(金)、私は、深夜バスで朝焼けの稚内港に着きました。
日が昇るのを待ち、稚内港の北防波堤に向かって歩きました。
北防波堤は、全長427mの半円形アーチの防波堤です。このような防波堤は世界的にも珍しいそうです。1931年(昭和6年)から5年の歳月をかけ、造られました。
70本の柱は、ゴシック建築を模したものだそうです。
鉄筋コンクリートの構造物ですが、私は、美しいと思います。でも、型枠の製作がたいへんだったろうなと想像しています。局面は、板を曲げて造ったとすると高い技術が必要だったなとも思います。
この防波堤からは、樺太への連絡船が出ていました。稚泊連絡船です。その記念碑が有りました。
鉄道線路は、このドーム防波堤の手前まで来ており、桟橋駅が設置されていたそうです。
この北防波堤は、土木学会の土木遺産、2001年の北海道遺産に認定されています。