しなしなの記録

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琵琶湖疏水の蹴上インクラインには、「ねじりまんぼ」という不思議なトンネルが有ります。大阪狭山市でも「ねじりまんぼ」を見つけました

2018-03-30 22:47:44 | Weblog

 琵琶湖疏水の水運のために設置された蹴上インクライン。そのインクラインの線路の下を潜るトンネルが有ります。下の写真です。

 

 

 「ねじりまんぼ」と呼ばれています。煉瓦積みのトンネルなのですが、上半面の煉瓦が捻じれた形で積み上げられています。トップと下の写真です。
 
 

 

 このトンネルは蹴上インクラインに対して、直角に交わっているわけでなく、斜角を有しています。トンネルを支える壁を有効に使うために、煉瓦を角度を持った斜めで積んているのだそうです。明治期の煉瓦積みの鉄道トンネルで多く使用されたようです。鉄筋コンクリートのトンネルが普及する前の工法で、外国から学んだものだそうです。下半面のいわゆるトンネルを支える部分の上には、御影石が置かれています。煉瓦積みの建造物では、よくあるパターンです。


 琵琶湖疏水の蹴上インクラインの「ねじりまんぼ」を見てから、3日後、堺市、大阪狭山市、富田林市の郵便局訪問をしていて、別の「ねじりまんぼ」を見つけました。狭山半田郵便局から、富田林市の青葉簡易郵便局に行こうと、川沿いの細い道を歩いていて見つけました。下の写真です。

 

 後で調べたところ、南海高野線の東除川橋梁でした。1898年(明治31年)に建設されたそうです。
 このトンネルでは、御影石は使用されていません。煉瓦のみです。下の写真で分かります。

 

 全国には30くらいの「ねじりまんぼ」が有るそうです。いずれも、明治期に造られたもののようです。
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