しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

山口県岩国市に行ったのは、郵便局訪問のほか、「錦帯橋」を見たいとの思いがあったからです。定年前に達成できました

2019-03-30 15:27:46 | Weblog

 3月9日(土)です。岩国駅から歩いて錦帯橋へ向かった私は、40分ほどで着くことができました。
見たかった錦帯橋(私も20数年前は橋梁技術者ですので)が目の前に有ります。トップと下の写真です。

 

 アーチ形状が美しい橋です。全長は193.330mだそうです。

 ここには、過去から橋が架橋されていたようです。古文書によると、1639年(寛文16年)の記述があるそうです。1657年(明暦3年)にも架橋されています。しかし、いずれも錦川が暴れ川であるため、流失しています。
 その後、1673年(延宝元年)の架橋に際し、今のアーチ橋の形式が採用されたようです。1682年(天和2年)には、鞍木と助木が考案され、相当に橋の強度が上がったようです。


 川の中央は、アーチ橋です。35.10m有ります。

 

 端部はそりのある桁橋(6径間連続)です。こちらは、34.80mです。

 


 「アーチ部は、今の橋梁と同じような構造になっているな。」と思いました。

 

 「横梁を包む垂直のV字の部材が重要なんだろうな。」とも思いました。このV字の部材が鞍木です。

 部材にはマツ、ヒノキ、ケヤキ、ヒバ、クリという6種類の木材が使われています。木材を組み合わせて主桁が造られています。組み合わせた木材のずれを防ぐため、3.6cm角のだぼが1アーチ当り1500個も設けられているそうです。

 この錦帯橋が1950年(昭和25年)のキジア台風による錦川の氾濫で流失しています。1952年(昭和27年)には既存と同じ木橋で復元されています。2001年(平成13年)、50年を経過することから平成の架け替えが行われました。


 錦帯橋を渡ってみました。

 

 アーチの中央に来ると、岩国城の見える素敵な景観が広がります。

 

 アーチ部分を下るのはかなり恐いです。慎重に歩かなければなりません。

 

 見てみたいと思った錦帯橋にこうして、定年退職前に行くことができました。

 昨日、3月29日(金)、私は定年退職となり、退職式に臨みました。でも、まだまだ働かなければなりません(年金が出るのはまだ先です)。引き続き、部署は変わりますが、再雇用で4月1日(月)より勤務いたします。
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