園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

勝って兜の緒をしめよ

2011-12-26 16:06:26 | 日記

園長です。

 「本日、天気晴朗なれど 波高し」という名台詞を残して始まった「日露戦争日本海会戦」。連合艦隊がロシアバルチック艦隊を撃破し奇跡のような勝利を挙げた模様が、昨日の「坂の上の雲」で放送されていました。3年越しで放送されたこの「坂の上の雲」はとても見応えのある番組でした。3年前は何も知らずに愛媛県松山市の保育研究大会に参加し、「もっとじっくり見学してくればよかった。」と後の祭りを悔やみました。今年は戦争を主にした第三部でしたが、私は第一部の秋山兄弟と正岡子規の青年期の活躍が好きでした。誰にもある「青春時代」・・時代は変われど心に期すことは同じだと思います。青雲の志を持った青年達の苦しみや葛藤・・。現代のように個人の自由がほとんどない時代に自分の進む道を捜し求め、生死をかける様は、何度観ても感動して涙が出てきます。

 昨日の最終回は感動する場面が少なく、戦争の悲惨さ醜さだけが強調されていたようです。その中でロシアのバルチック艦隊に勝ち、連合艦隊の解散の辞には感動しました。渡哲也演じる東郷平八郎の武士道には心を揺さぶられる思いがしました。その中に「勝って兜の緒をしめよ」という言葉には自分自身を含めたすべの人に聞いてもらいたい言葉だと思いました。

 本日の読売新聞に「こども・子育て新システム」の最終案がまとまったと記事に出ていましたが、子どものことを一番に考えた案であって欲しいと思います。日本の伝統と歴史が分断されるような子育ては誰も望んでいません。省や庁の面子などは考えず、日本の行く末、10年、20年後日本を考えて欲しいと思います。坂の上の雲は激動の時代の話ですが、今の日本も同じような状況なのだと思います。右肩上がりの成長から右肩下がりになったとき、今までと同じ方法、同じ作戦は通用しません。誰もが気づいているのに誰も言わない・・。でも誰かがやらなければいけないのです。勝って兜の緒を締めよ・・・これから日本が勝つ場面はあまりないかもしれませんが、子供たちには明るい未来であって欲しいと思います。

コメント
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