園長です。
だいぶ寒くなりました。積雪はまだ記録されていませんが、いよいよ北国の試練がはじまるようです。
さて、今日は日曜日にも関わらず、保育園へ用事を足しに行ってきました。当然、シーンとした園風景だろうと思っていたら、工事の人たちが元気に働いていました。大型バンプが土を運び、基礎コンクリートの上に埋め戻していました。現場監督さんは「保育園が休みのほうが仕事がしやすい。」と言っていました。やはり子ども達、保護者の方々には気を使っているようです。出だしからから遅れた工事ですが、これからは保育園が休みの日も工事は続けるそうです。年度内完成をめざして本気で頑張ってくれているようです。
ところで明日は、クリスマス発表会の総練習が行われます。これまで2度のアドバイスチェックを行い、内容をチェックしてきましたが、いよいよ本番を前に全体の仕上がりを調整する時期になりました。私は、今まで務めて練習を見てきませんでした。なるべく保護者と同じ気持ちで見たいからです。職員会議では出し物の演目や進捗状況を報告しているので大体わかりますが、本番直前の状況はだいぶ感じが違います。長坂保育園では、行事のために特別な練習をすることはあまりないのですが、この発表会は、こども達の成長を見てもらうための貴重な時間なので、個人差、年齢差、保育園の取り組みがわかるように職員も工夫をしています。長坂の特徴と言えば「異年齢児保育」です。0歳から2歳児。3歳から5歳児と年齢の垣根を越えた取り組みを行っています。とはいえ、当然同年齢の発表もします。第1部は同年齢の取り組みの発表、第2部では異年齢児の特徴のある「発表」を行っています。3歳以上児の取り組みは3チームに分かれており、今回は「劇」「オリンピック」「発表」になっています。各年齢ごとの特徴が良く出ていて保護者も「見ごたえがあります。」と評価をしてくれています。今年は園舎の改築もありドタバタしているようですが子どもたちもここにきて、だいぶ自信がついてきたようです。・・・見ていないのにどうしてわかるのかって・・・ホールでの練習の声(合奏、唄、発表の声)が一番端っこの事務室にも聞こえてくるからです。明日を過ぎれば、あとは精神面の調整に入ります。ここは保育士の腕の見せ所となります。本番は12月8日。とても楽しみです。
最近、「見たわよ。銀座に何しに言ったの?」と聴かれます。実は先日東京にある保育教材社の展示会と研修会に行った帰りに銀座に寄ったのですが、その時、あるテレビ局のインタビューを受けたのです。「モーニングバード」の何とかと言っていましたが、「余命一月と言われたら奥さんに何と言いますか?」などと言う考えてもいないインタビューでした。いきなり聴かれたのですっかり気が動転してしまい、「俺が死ぬ時、涙のしずく2つ以上こぼせ、お前のおかげでいい人生だったと俺が言うから、必ず言うから・・・。」と答えようとしたら、隣で妻が「ありがとうといって欲しい。」とのたまわっていました。なんだかんだで10分くらいインタビューを受けたのですが、今を生きることに精いっぱいの私たちには「死の準備」はできていなかったという結果が出ました。てっきりインタビューは没になったものと確信し、その夜は銀座の焼鳥屋で一杯飲んだのでした。
ところが、次の日の朝、羽鳥アナウンサーの番組に私たち夫婦のドアップがテレビに映ったようで、妻のメールには「びっくりしました。銀座で何やっているの?」というメールが入っていたそうです。その後、何人かの保護者や園長先生から「見たわよ。」という脅しともとれる意味深な言葉をいただきました。今年は「火野正平」さんの日本心旅をはじめ、テレビや新聞に出る機会が何回かあり、非日常的な経験を何回しましたが、最後にテレビドアップとは思いもよりませんでした。今年はついている・・・かもしれません。運だめしに「宝くじ」を買うことにします。6億円・・・当たるかもしれません。だって、あの人ゴミの銀座でインタビューされる確率を考えると・・・もしや・・・と思いませんか。