園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

何とか一息

2014-12-26 16:21:25 | 日記

園長です。

 12月25日、「幼保連携型認定こども園」への移行申請書を提出しました。学校薬剤師等の記入がまだでしたが、県からの見解を待っていると埒があかないので、とりあえず提出に踏み切りました。これからいろいろ訂正が入ると思いますが、とりあえず「ひといき」入れます。それにしてもこの3か月くらいは忙しかった。世界から見るととても遅れている「保育の世界」ですが、この制度で少しだけ世界に近づけるのではないでしょうか。

 12月14日には衆議院選挙が行われ、自民党が圧勝しました。選挙がいいか悪いか判断が分かれるところですが、私にはあまり意味のある選挙とは思えませんでした。私たちはここ数年、消費税が10%になるという仮定の下で、新制度の説明を聞いてきました。ここにきて2階に上がったがいいわ梯子を外された感じがします。確かに消費税8%の影響はあると思いますが、結局のところ「自分たちが蒔いた種」だったのではないでしょうか。そのツケ、尻拭いはいつも国民です。私たちは20年以上前から「少子化社会は大変だ」と警鐘を鳴らしていたのに、先送り、自分たちの都合で見て見ぬふりをしてきた結果が、今の日本の姿だと思います。ここらで本気になってもらわないと日本は沈没してしまいます。外からの攻撃ではなく、内部からの崩壊、瓦解で滅ぶのです。

 昨日、今年最後の「忘年会」を行いました。話題はもちろん「新制度」の話です。日本の南の方の保育園経営者達が、自民党の大物を捕まえて、子ども子育て会議で決定した事項を今になって変えるという、とんでもない話を聞きました。日本は法治国家だと思っていましたが、一部の方がたは「自分たちの利益のためには相手を引きずり落とすことも正義」なのでしょうか。日本の未来のため、世界でも通用する子供たちを育てるため、私たちは一生懸命に保育をしてきたのではないでしょうか。なにか暗い気持ちになってしまいます。

 さて、今日は「餅つきかい」を行いました。毎年28日は恒例になっています。2升の餅米をふかし、2回。計4升のもち米をついたわけですが、これがまた大変・・。最近はデスクワークが多く、ほとんど運動をしていないうえに、子供たちの大声援に後押しされ、休むに休まれない状態に陥り、心臓も体ももう少しで止まりそうでした。「豚もおだてりゃ木に登る・・。」と言われますが、「園長もおだてりゃ、餅をつく・・。」という感じでしょうか。まあ、悪い気はしないので、頑張りましたが、そのあと腕がプルプル、膝がガクガク・・・歳には勝てません。来年からは元気な保育士たちにやってもらおうと思います。仕事は明日もありますが、昼には「御用納め」の「一発締め」で一年を締めくくりました。今年は職員にも保護者にも、そして子供たちにも助けられて仕事をしてきました。子供たちの笑顔や笑い声に何度助けられたことか・・・。都会の方では「子どもの声」がうるさくて保育園や幼稚園が地域住民から訴えられたという事例が多いとニュースで言っていましたが、世の中変わった・・・・では済まされない、おそろしい世の中になっているようです。「子ども怒るな来た道だもの、年寄笑うな行く道だもの・・・。」子供のいない社会には夢も未来もありません。子供たちが大人しく、笑声も出さない、笑顔もない、外で遊ぶこともできず、知らない大人には口も利かない。「子どもらしい」という言葉は「死語」になったのでしょうか。長坂保育園は賑やかです。都会でなくて本当によかったと思っています。私はこの八戸が大好きです。そしてこの根城を誇りに思います。だって、保育園の前を通る大人は、みんな子供rたちを見ると「笑顔」になります。中にはしばらく遊んでいる子供たちをじっくり観察している老人もいます。たまにサッカーをしている子供たちに「頑張れ」と声をかけてくれるお年寄りもいます。そんな時、ほんとうに心が優しく、熱くなります。来年も子供たちと地域で楽しく過ごしたいと思います。今年1年、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。   園長

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