園長です。
昨日、東北地方北部が梅雨明けしました。ほぼ例年通りということですが、雨はあまり降らなかったような感じです。ただ、気温は梅雨期間中も高く、暑い日が続いていました。昨日は、朝の曇りから日中には日差しが強くなり、蒸し暑い日になりました。今日は朝から強烈な日差しが降り注いでいます。30度は軽く超えたと思います。昨日は遅番で少し熱中症気味になった子がいたようなので、今日は心して子供たちの動向に注意を払いたいと思います。
今日から八戸学院短期大学から1名実習生が来ています。1月の1期実習では、少し大人しい感じでしたが、朝のあいさつでは、「1期以上に頑張ります。」と力強く宣言していました。前回の反省を振り返り、2期に対する意欲が見えた気がしました。今日から10日間、頑張ってほしいと思います。でも、くれぐれも張り切り過ぎて倒れないようお願いします。
今日は八戸市保育連合会主催の研修会がありました。研修内容は八戸学院短期大学の学長や教授を招いての「就職情報」や新制度に向けての「保育資格、免許状更新講習」についてでした。全国的に「保育士不足」が叫ばれる中、我が八戸市でも保育士不足が顕著になってきました。まして、新制度に移行した認定こども園は、1号認定こどもの関係で、保育所より保育士の定数が多くなるので職員確保が大変でした。・・・でした、と書くと過去の話になりますが、現在進行形の状態です。園長同士顔を合わせると「誰か保育士いないか」の話でもちきりになります。ここ数年、八戸学院短期大学に募集をかけても応募者がほとんどないのが現状です。そこで、学長を初め、担当者から話を聞こうということになり、今日の研修会になりました。話を聞いてみてわかったことは、八戸市内からの学生が4割しかいないという現状でした。短大は「地元志向」が強いと言われます。100名定員のうち、40人しか八戸出身者がいない・・・それを幼稚園を含めた約100園が奪い合っているのです。その昔、「一人募集に5,6人も応募者があった」という、今では夢のようなことがありました。当時はまだ「選考」できたのですが、今は「来てくれてありがとう。」の状態で、保育の質まで求めることはできません。待機児童解消のために「量的拡充」を推し進めた結果だと思います。そうはいっても保育士がいないと保育が成り立ちません。できれば優秀な保育士が希望なのですが、今のご時世「即戦力」は望めません。じっと辛抱し、たまには両目もつぶりながら、じっくり育てなければなりません。最近は結婚してもやめない保育士が多いので、その分質は保てますが、産休、育休の代替職員を確保するのが大変になりました。とにかく地元の学生は地元で職員として働きたいということなので、私たちも危機感をもって、学生を受け入れていきたいと思います。暑い日に、熱い話をしてしまいました。でも、子どもがいて、保育士がいて、園舎があり保育園なのです。園舎と園長だけいても保育園とは言えません。子供たちが元気で駆け回り、その姿を保育士が見守る。それを園長が笑顔で見ている・・・これが私の理想の保育園の姿です。保育士が子供を育てながら保育士も育てる。なかなか難しい時代になってきました。でも乗り越えなくちゃ・・・。頑張ります。