園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

本日の給食1月№3

2021-02-01 12:45:26 | 日記

園長です。

 新型コロナウイルス情報が乱れ飛んでいます。同じ発生源なのに物語が2つも3つもあります。1月31日の八戸市長の会見でも、クラスターになったのに必死に施設名を隠していました。そこの施設では自分のところのホームページで感染者が出たので休業しますとお知らせしていたにも関わらずです。地元の新聞もかたくなに伏せていましたが、中央の新聞にははっきりと施設名が出ていました。隠すことによってかえって物事をこじらせているようです。もう、いつ・どこで・誰が感染してもおかしくない状況です。正しい情報を早く伝え、対策を練ることが重要ではないのでしょうか。個人情報も大切だと思いますが、人の命がかかっていることも忘れてほしくないと思います。

さて、今回も我が園の給食の様子をお知らせします。写真はトップページで、しかも丸一日しか載せないのでお見逃しなく。

1月30日(土)  気温が低いうえに強風が吹き荒れています。ぴゅーぴゅーと「虎落笛」(もがりぶえ)が聞こえています。昨夜は暴風雪注意報が発令されましたが、暴風は実感しましたが、暴雪は確認されませんでした。今年は雪が降るとたくさん積もるのでもう勘弁してほしいものです。

さて、今日の給食は久しぶりに焼きそばでした。しかも「五目あんかけ焼きそば」で、私も子供たちも大好きなメニューです。私は個人的には「五目あんかけ固焼きそば」が好きです。油で揚げた面はパリパリとした食感でほのかに揚げた麺の香りがして食欲をそそります。少し時間がたってパリパリからしっとりもちもちの麺も好きです。保育園での焼きそばは普通ウスターソースをかけて食べるものが多いのですが、このあんかけは野菜もたっぷり入って豚肉もところどころでいい仕事をしています。竹輪の磯部天は竹輪を適当に切り海苔の粉をまぶして揚げたもので、まさに磯の香りがする一品です。スープは、なんとあのぬるぬるの海藻「めかぶ」と豆腐の入った特製スープでした。こちらも磯の香りとしっかりした噛み応えのあるめかぶの食感がたまらない一品です。八戸ではこれから春の彼岸の頃まで海岸にぎっしりついた「ふのり」などが採れ、「まつも」や「あかはた」といった海藻類がおいしい季節になります。最近はめったに食べることが無くなった「まつも」は高級料亭でしか味わえなくなりました。季節感のある食品が少なくなったなあと感じます。こどもたちには地元のおいしい食材を大切に伝えていってほしいと思います。酢味噌で食べた「あかはたもち」、昔は大嫌いでしたが最近は妙に食べたくなります。根っからの八戸人だなあとふと思うことがある今日この頃です。

1月29日(金)  今日は、1月生まれの誕生会がありました。その中の「全国の県調べ」は、佐賀県・福岡県・長崎県の有名なものがクイズ形式で紹介され、子ども達の共感を得ていました。今日の給食は「長崎県」の「トルコライス」がメインでした。トルコライスと言っても中近東のトルコの名物ではありません。トルコのおいしい食べ物3種を一緒盛にしたものを長崎県で編み出し、それが有名なったとのことです。中身は「ピラフ(またはカレー)・スパゲテイ・とんかつ」です。スパゲテイはナポリタンでした。ミートソースにしたら「イタリアライス」となるのでしょうか。とんかつにはたっぷりのデミグラスソースがかけてあり、いつものトンカツと一味違ったものになっていました。野菜がたっぷり入った「玉子サラダ」もおいしくいただきました。デザートの「杏仁豆腐」は我が園では誕生会の日くらいしか出ませんが、おいしかったです。20年くらい前に長崎に研修に行って食べた杏仁豆腐は最高でした。長崎の園長先生が案内してくれた中華料理店でしたが、そこの杏仁豆腐は長崎でも有名な名店だったようです。上海カニも食べましたが、硬くて八戸の「ひらがに」の方がおいしいと思ったものでした。今考えるとなんと無知だったのかと反省しています。今は新型コロナで八戸から出ることができませんが、コロナが収束したら是非行きたいと思っています。もちろん保育の勉強がメインです。くれぐれも誤解がないように・・・。

1月28日(木)  「レバニラ炒め」、インパクトがあります。私がレバーを食べるようになったのは居酒屋で焼き鳥を食べるようになってからでした。子どものころ我が家では経済的理由から肉とそれに付随する「もつ系」にはほとんど縁がありませんでした。それでも「栄養価」を考えたのか母親はたまに「レバー」を食べさせてくれたのですが、これがまたなかなか口の中にスムーズに入っていきません。レバー独特の食感と味が拒否権を発動するのです。保育園の子ども達が「レバーをたべれない」というのはよくわかります。昔はレバニラといえばレバーごろごろ、ニラどっさりでしたが、我が園のレバニラはちょっと違います。レバーは食べやすいように小さく切ってあり、しかも油で揚げています。ニラを含めた野菜(もやし・人参)がいっぱい入っていて、レバーとニラの存在感を薄めています。メニューを知らない子は「肉野菜炒め」と思うかもしれません。そして「切り干し大根」。我が家は農家だったこともあり米と野菜には事欠きませんでした。冬になると大根や白菜の保存食(沢庵、寒大根、がっくら付け、白菜の漬物など)を大量に作って冬を越すのでありました。特に大根はいろんな形に変わり保存されましたが、今でも私の喉を通らないのが「切り干し大根」。理由はありません。正月に食べる「紅白なます」(大根の千切りと人参の千切りの酢和え)が両壁を作ります。我が園の調理員たちは私が「切り干し大根が苦手だ」というと頻繁に給食に出してくれます。でも今日の切り干し大根はウインナーも入っていて食べやすかったです。ランチルームを覗くと、年長組の子たちがレバニラも切り干し大根も「大盛り」にしておいしそうに食べていました。小学校に行っても十分生き延びられそうです。長坂の子ども達・・・好き嫌いはダメよ。

1月27日(水)  「八戸前沖サバ」というブランドは大分の「関サバ」宮城の「金華サバ」と並び今では知る人ぞ知るサバの呼称となっています。全国どこに行っても「さば」はありますが、八戸のサバは「しめ鯖」にすれば最高・高級なものになるそうです。私の友人に「虎鯖」(とらさば)というしめ鯖を作り、全国で売りさばいている同級生がいますが、どこに行っても「八戸前沖サバ」は人気があるようです。保育園ではしめ鯖は出せないのでだいたい「照り焼き」か「味噌煮」になります。前沖サバは大きさにも基準があるそうで、最近は品薄状態が続いているようです。今日のサバの照り焼きは、表面に白ごまをまぶしてあります。でも「ゴマ鯖」ではありません。「マサバ」です。焼いてあるので味もついていて噛み応えもあります。私は今でも「サバの味噌煮」「サバの水煮」の缶詰が好きで、酒のつまみにしますが、本当においしい肴だと思います。「具沢山の金平」はゴボウ・人参・蓮根・コンニャクなどが入っています。お母さん(お父さんやおばあちゃんかもしれませんが))が作ったおにぎりを片手にサバの照り焼きをつつく姿は、八戸の子どもらしいとつくづく思います。

1月26日(火)  今日も快晴。今日は県のこども未来課まで会議があって出かけました。久しぶりに八戸から脱出した気分でした。前回青森市に行ったのはいつのことだったか。まして新幹線に乗ったのは1年以上前のことだと思います。2年前の鶴岡市の「三瀬保育園」に環境構成の研修に行った時以来の新幹線でしょうか。おかげで乗り方をすっかり忘れていて、帰りは時間を間違えて一本乗り継ぎの電車に遅れたら見事に1時間以上遅れる羽目となりました。それにしても新幹線はガラガラ。乗る方は楽でよかったのですが、JR東日本の今後が心配です。

さて、そういうことで本日私は給食を食べていないのですが、どういうわけかお祝いのメニューでした。「赤飯」と「いちご煮」といえば青森県南部地方のお祝い郷土料理です。今日は誰かの誕生日だったのでしょうか。それとも園長が青森市に出張でいないことが分かっていたからでしょうか。実は私は赤飯が大好きなのです。小さい時からお祝いごとがあれば赤飯を食べたものです。しかも「いちご煮」は我が家でもめったに出ない料理。これはきっと調理員の陰謀に違いない。園でもめったに出ないメニューを私がいないときに限って提供するとは・・・。まあ、そうはいっても仕方がない。次の出番を大人しく待つことにします。それにしても「いちご煮」は惜しかったなあ。「うにとアワビのお吸い物」というフレーズですが我が園のいちご煮は生うにの代わりに「蒸しウニ」を、アワビの代わりに「ツブ貝」を使います。過去に何回かは本物を使いましたが、なにしろ生うにとアワビは高いのです。毎回本物を子ども達に食べさせてあげたいと思いますが、なかなかねえ・・・。今日は写真で我慢することにします。ご馳走様。

1月25日(月)  外は快晴です。園庭では「雪遊び」変じて「氷遊び」でにぎわっています。雪が程よく解けて、それが凍って固い雪、すなわち氷に近い雪の状態になっています。これがそり遊びに最適。滑る滑るどこまでも・・・。滑りすぎて危険が危ないので職員は気が気ではありません。園庭の端から端までそりが走るので追いかけるのに大変そうです。救急箱が活躍しないよう祈っています。

さて本日のメニューは「かに玉」。我が園のかに玉は「茶碗蒸し」のようでもあり「厚焼き玉子」のようでもあります。私的には「玉子プリン」が近いかなとも思います。それでもやっぱり「玉子焼き風」です。中にはカニカマのほかネギや玉ねぎ、インゲン豆などが入っています。あんをかけた状態で初めて「かに玉」と確信できます。本物のカニは入っていません。カニカマは姿・形・味がカニとほとんど変わらないので重宝な食品です。「ビーフンの野菜炒め」にはしいたけ、人参、キャベツなど野菜がたくさん入っていて色彩豊かです。炊き立てのご飯にビーフンを乗せ、かに玉と一緒にがつがつ食べると「孤独のグルメ」の井之頭五郎になった気分がします。これに味噌汁を流し込むと「日本の昼ご飯」そのものです。今日もおいしい給食で体も心も大きく育つ子供たちです。

コメント
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