園長です。
天気は秋晴れ。絶好のサッカー日和になりました。会場は海の近くなので「寒い」ことを想定していたのですが大外れ。少し暑いくらいでした。
我が園の子ども達は、朝7時半集合で時間前にはほとんどの子がスタンバイしていました。今日にかける意気込みを感じました。年長だけでは心もとないので年中の子も3人ほど助っ人に入りました。総勢32人の戦う軍団です。会場のプライフーズスタジアムは、地元J3チーム「八戸ウ”ァンラーレ」の本拠地です。天然芝は緑に輝き、こんな素晴らしい会場でサッカーができる子ども達は幸せです。園児約400人、応援団約600人、メインスタンドはほぼ満席でした。
昨年度優勝チームの南売市保育園を先頭にAブロックのチームから順に行進を進め、優勝旗返還、選手宣誓と続きました。選手宣誓はAブロックの1番を引いたサンフラワー保育園の園児。立派な宣誓に大きな拍手がおくられました。テレビカメラも近くにいたので緊張したことと思います。今年のライオンズクラブの会長は、八戸市議会議員でもある森園秀一さんでした。商売柄?ユーモアのある話で優しく、楽しく子どもたちを激励してくれました。
開会式が終わるといよいよ予選ブロックの開始です。長坂チームはAブロック。強豪チームがひしめき合う「死のブロック」です。神様のいたずらなのか担任の運のなさなのか、とにかく今大会の一番の激戦ブロックです。結果は次の通りです。
各ブロックとも熱戦だったようです。特に我がチームが属するAブロックは小久保、城下、長坂がそれぞれの特徴を最大限に生かし大激戦。サンフラワーとむつみには申し訳ないが、この両チームから何点取れるかが雌雄を決するというこれまでにない激戦。3チームが勝ち点8で並ぶ史上まれにみる状況でした。実は我が園では2勝1敗1分けという予想をしていましたが、予想を超える成績でした。勝ち点8と言えばよほどのことがない限り決勝トーナメントへ進出できる成績です。我が園の次が小久保対城下の試合。結果が気になり残ってみていましたが、さすが優勝候補の両チーム、一進一退の好ゲーム。でもどちらかが点を取ってほしい・・と願いつつも、0-0の引き分け。これで得失点差の結果、長坂がわずか1点の差で3位に・・・。目指せベスト8はかないませんでした。子どもたちは本当によく頑張りました。予想以上の成績でしたが、最後は他力本願になってしまいました。他のブロックでも大激戦が続いたようです。えっ、なぜわかったかって、応援の声や悲鳴に近い声があちこちから聞こえていたからです。今回私が勝手に予想したベスト8ですが、小中野保育園がDブロックで大活躍。予想をしっかり覆してくれました。長坂と同じになったなどと失礼ことを言いましたが、心からお詫びします。長坂も大健闘の末の結果だと思います。
結果は、城下保育園が久々の優勝。準優勝は藤覚保育園。3位は大健闘の南売市保育園。南売市とは練習試合でも勝ったり負けたりでしたが、嬉しいやら悔しいやら・・。決勝戦は素晴らしい試合でした。動きが早く、ボール回しも確実で、ラフなプレーもほとんどなく、実に見ごたえのある試合でした。お互いゴールを奪えず、PK戦に突入。藤覚の最後のキックが城下のキーパーに阻まれ、雌雄が決しました。優勝した城下と我が園も互角に戦い引き分けたので、我が園の子ども達も少しは胸のつかえが降りたものと思います。今回は初優勝が出るのではないかと密かに期待していましたが、ベスト8で小久保と白鷗がぶつかり、白鷗がし烈なPK戦の結果破れ初優勝はなくなりました。勝った小久保も準決勝で藤覚にPKで敗れ、夢はかないませんでした。優勝した城下保育園は本当に素晴らしいチームでした。今回は素晴らしい試合、素晴らしい応援で良い大会になったと思います。参加してくれたすべての方々、そして八戸東ライオンズクラブの皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました。
*最後に、今年はサッカー大会にいろんな意見が寄せられました。今大会はライオンズクラブ主催ですが、前回寄せられた意見を十分に検討し、改善しました。何回も言いますが、各園ごとにサッカーに対する姿勢が違うので、保護者の皆様には試合内容に違和感があるかもしれませんが、ご容赦願いたいと思います。また反則やルールに関しても幼児だから見逃すこと、幼児でも見逃せないことを確認しました。35年続いているサッカー大会(ライオンズ杯は27年)です、大事に大切に続けていきたいと思います。大きな心で見守っていただければ幸いです。
負けてもバスの中では笑顔がいっぱいでした。私としては少し寂しい気持ちですが・・・。今年のサッカーはすべて終わりました。残りの時間は、こどもたちと楽しく過ごしたいと思います。本当にご苦労様でした。