自称納谷悟朗後援会日誌

ファン歴50年の自称後援会長が、納谷悟朗さんの作品をご紹介しています。

特捜官ニック・ケイン

2017-08-25 | TV吹き替え
独休庵様に教えて頂いた「特捜官ニック・ケイン」(1961年~1962年作品、1967年~1968年に東京12で放送)と言うTVシリーズをご紹介します。
独休庵様が新聞の縮刷版でテレビ欄をお調べ中、悟朗さんがご出演だった作品(ゲスト出演)を見かけて教えて下さった物です。
私は初めて聞く番組でした。
本当にどうも有難う御座いました。

独休庵様によれば「特捜官ニック・ケイン」は「ギャング」と言う題名で放送していた事もあった様です。

ニック・ケインは元はギャング側の弁護士で、婚約を機に暗黒街から足を洗う事を決意しますが、その報復として自分が狙われた時に、婚約者が犠牲になってしまいます。
復讐を誓ったニックはFBIの捜査官に転身し、100人のギャングを裁くと言う内容です。
原題は「Cain's Hundred」(ケインの100人)です。
(この番組は1シーズンのみで、全30話です。番組内で100人を裁くのは無理だったのか、一回に何人も捕まえる時があって100人達成したのか分かりませんでした。笑)

主役のニック・ケイン役はマーク・リッチマンさん。
昔のテレビで良く見かける方です。
このシリーズでは黒沢良さんが吹き替えていらっしゃったそうです。


ニック役のマーク・リッチマンさん(黒沢良)
マイナーな作品らしく、本国でもDVD等は出ていませんでした。
これはサウンドトラックのCDの表紙です。
映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミス氏作曲なので、CDが出ている様です。

***

独休庵様は1967年1月の朝日新聞縮刷版をお調べ下さいました。
1月の4回の放送全てに悟朗さんがご出演になっています。
恐らく番組レギュラーで、かなり沢山(もしかしたら全作?)ご出演だったと思われます。
また1話のみのクレジットですが、「語り手 納谷悟朗」とあり、ナレーションもなさっていた様です。
本国のゲストも吹き替えのゲストもかなり豪華で、とても興味が沸きました。

***

1968年1月放送の悟朗さんのゲスト作です。

*独休庵様から頂いた資料の中に、本国の俳優名があり、それとは別々に声のキャストが載っている物がありました。
一部私が推定してキャストを載せている物があります。
ご参考と言う事でご理解下さい。

「コルシカの復讐」
本国28話 Women of Silure 1962年4月24日 本国放送
1968年1月3日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
マイク・コローニ(ジャック・クラグマン):小林清志
マルガリータ(マドリン・リュー):佐原妙子
ニコ(ペリー・ロペス):納谷悟朗
語り手 納谷悟朗

*「おかしな二人」や「ドクター刑事クインシー」のジャック・クラグマンさんがゲストです。

***

「暗躍の報酬」
本国18話 The Manipulator: Raymond Cruz 1962年1月30日 本国放送
1968年1月10日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
マーティン・ウェア(フリッツ・ウェーバー):家弓家正 (役柄は推定です)

保科三良、滝口順平、納谷悟朗、武藤礼子、塩見竜介ほか

*フリッツ・ウェーバーさんは「スパイ大作戦」等で良くお見かけした俳優さんです。

***

「黒い競馬」 
本国26話 Inside Track 1962年4月10日 本国放送
1968年1月17日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ダン・モリン(デビッド・ジャンセン):納谷悟朗
フランシス(ベセル・レスリー):佐原妙子
ウィリアム・ヒラー(ロイド・ボッシュナー):細井重之
チャールズ・デニス(ケント・スミス):小林清志


デビッド・ジャンセンさん扮するモリン(納谷悟朗)とべセル・レスリーさんのフランシス(佐原妙子)
davidjanssen.net photo

*悟朗さんのデビッド・ジャンセンさんの吹き替えです。

***

「罠」
本国17話 The Schemer: William Norman
1968年1月24日(水) 21時~22時 東京12

ニック・ケイン(マーク・リッチマン):黒沢良
ダグ・クロフォード(リチャード・キリー):中村正 (役柄は推定です)
ウィリアム・ノーマン(ポール・リチャーズ):納谷悟朗 (役柄は推定です)

滝口順平、武藤礼子、千葉順二、千葉耕一

***

古い作品なので後のスターが沢山出演していました。
目についたゲストをご紹介します。(上記に出てきた人は載せていません。)

ギャビン・マクロード(「ラブボート」の船長役)
ロバート・カルプ(「アイ・スパイ」「アメリカン・ヒーロー」)
テリー・サバラス(コジャック)
ジャック・ロード(「ハワイ5-0」)
ネビル・ブランド(「アンタッチャブル」のカポネ役)
ロバート・ボーン(ナポレオン・ソロ)
デフォレスト・ケリー(「スタートレック」のドクター・マッコイ)
レナード・ニモイ(スポック)
バーバラ・イーデン(「かわいい魔女ジニー」)
ロバート・ブレイク(「刑事バレッタ」)
ジェームズ・コバーン
チャールズ・ブロンソン
サミー・デービスJR
リカルド・モンタルバン
ロバート・デュヴァル
ドロシー・ダンドリッジ
など

それぞれをどなたが吹き替えたのか、とても拝見してみたいです。(笑)

オマケです。

ドロシー・ダンドリッジさん(声不明)とニック・ケイン役のマーク・リッチマンさん(黒沢良)
ダンドリッジさんがゲストの本国21話 Blues for a Junkman: Arthur Troy にジェームズ・コバーンさんもご出演でした。
(1962年2月20日 本国放送)

*ダンドリッジさんは、黒人女性で初めてアカデミー賞にノミネートされた方です。女優。歌手。

***

*独休庵様
*IMDb、ウィキぺディア(米国)他


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