ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「マハ」と「ゴヤの家・黒い絵」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑯

2025-02-12 | 博物館・美術館

「マハ」と「ゴヤの家・黒い絵」 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑯

昨年、休載していた「大塚国際美術館・陶板名画の旅」、半年ぶりに復活です。

 

フランシスコ・デ・ゴヤ  ~18世紀生まれのスペイン出身の画家。

ゴヤは宮廷画家にまで上り詰めるが、多くの子を失い、聴力を失い、生命にかかわる大病を患い、キリスト教の粛清の影に苛まされ、友人たちが次々と投獄され、暗愚な王政に幻滅させられ亡命するなど、数奇な一生を送ったという。

彼の代表作「裸のマハ」。当時の世相からして、大変な物議を醸したことは容易に想像がつく。

「着衣のマハ」とともに有名は「マハ」は ”マドリード娘” という意味で人名ではない。

 

 

 宮廷画家時代

 

  

 

その後の彼の人生の暗転を予感させるように色彩が変わっていく。

 

 大塚国際美術館では、「ゴヤの家」の部屋を陶板複製画により再現されている。

 『黒い絵』シリーズは、ゴヤが宮廷画家を引退した後に移り住んだ「聾者の家」の部屋の壁に直接描かれたもの。

 この黒い色調はいったい、何を訴えているのだろうか。

 ゴヤは、夜、蝋燭を燈したこの部屋で過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

  「わが子を喰らうサトゥルヌス」

 

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