ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「川辺秋祭り」 ~勇壮なる“足洗い神事”

2013-09-16 | 平野の伝統行事
   「川辺秋祭り」 ~勇壮なる“神事”

              

 平野区長吉川辺の川辺八幡神社、秋祭りの宵宮が9月14日夕刻から、約3万人の観衆を集めて、開催された。

 歴史ある町並みの長吉川辺、そこかしこに、これから、祭りを迎える喜びが感じられた。

              

              

 一之鳥居の前には、既に、ふとん太鼓が鎮座して、今や遅しと“旅立ち”を待つ。

              

 川辺八幡神社に到着。こちらはお祭りムード一色である。

              

              

 川辺八幡神社、創建の年月は不詳であるが、石清水八幡宮の分霊を勧請したものと伝わる。
 往時は、社殿も壮大で社領も広かったが、1704年の大和川付け替え工事よって立ち退きを余儀なくされ、社領地の大部分がその川床となった。
 宵宮で「ふとん太鼓」「神輿」を担いだ氏子衆が、川面を籠松明の篝火が照らした大和川に膝まで浸って、「ふとん太鼓」「神輿」の足を洗う神事「神事」を執り行うが、そのいわれとなった、このような伝説が残されている。

 <西暦1704年、宝永元年、大和川の付け替え工事により、川辺八幡神社の九名若宮八幡宮が今にも川底に消えようとしていた時、平岡明神の方より現れた黒雲が、七日七夜地を覆い、雷がとどろき氷雨が降り続いた。
 村人は、これは若宮八幡宮の神の怒りだと恐れ、今まさに川底に沈もうとしている若宮八幡宮からご神体を拾い上げ、神輿に載せてお運びし、現在の川辺八幡神社に祠を築き祀ったという。>


 いよいよ、「ふとん太鼓」と「神輿」がお旅所へ出発である。

              

              

              

 観衆の待つ、大和川辺に到着。

              

              

 大和川に入っていく。

              

              

              

              

              

              

              

 無事、神事が執り行われたことを祝うように奉納花火が盛大に打ち上げられた。
         


              

              

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