ロウバイの咲く頃 ~関西ロウバイ名所
蝋梅(ロウバイ)は名前に“ウメ”が付くがロウバイ科に属しており、梅とは別種の植物だ。
花期は1~2月。花径2㎝ほどの小さな花は、下向きか横向きに咲く。
名前の由来は、花弁の色が密臘(みつろう)に似ているからとも、また臘月(陰暦12月)に小枝いっぱいに咲く風情が梅に似ているからともいわれている。
花の少ない、この時期に“冬来りなば春遠からじ”を連想させてくれる、貴重な花である。
私のお気に入りのロウバイ・スポット、奈良県明日香村の「八釣(やつり)の里」でも、まもなく見頃を迎えるだろう。
大和三山の畝傍山と二上山が重なって見えるので、マニアックなファンが、よく訪れるポイントがある。
ロウバイは、まさしく、蝋細工か薄氷のように、触れると「パリパリ」と音を立てて、崩れてしまうようなイメージがある。
壊れやすいからこそ、守らなければならない大切なもの。
ふと、そんな存在を思い起こさせてくれた。
■ロウバイ関西名所
八釣の里(奈良県明日香村)1月~2月
北野天満宮(京都市上京区) 1月上旬~2月中旬
宇治市植物公園(京都府宇治市) 1月
大阪府立花の文化園(河内長野市)2月
應聖寺(兵庫県福崎町) 12月~1月
大和文華館(奈良県奈良市) 12月下旬~2月下旬
石光寺(奈良県葛城市) 1月上旬~2月下旬
船宿寺(奈良県御所市) 12月~2月
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