石切劔箭(いしきりつるぎや)神社 ~お百度参り
東大阪市の石切劔箭(いしきりつるぎや)神社。
俗に「石切さん」として親しまれているが、本社に行き着くまでの参道商店街の面白さは特筆もの。
大国さんが招き猫が大仏様が大天狗が、突然現れたり、占い屋が連なったりとDEEPな異次元ワールドに見入ってしまう。
何故か、「豊八」屋号の店が多い。
売られている商品も個性的。
石切劔箭(いしきりつるぎや)神社にやっと、到着。
拝殿と神社入口(百度石)の間を行き来する「お百度参り」はご利益があるとして全国的にも有名である。
また、「デンボ(腫れ物)の神様」として知られ、がん封じの霊験あらたかとして多くの参詣客が訪れる。
御祭神は、親子で祀られた神様で父の饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、息子の可美真手命(うましまでのみこと)である。
石切劔箭神社の始まりに関しては、社伝を信じるならば、神武天皇紀元2年(今から2700年近く前)の創建。
ここから、1㎞程山を登った「上之社(かみのしゃ)」に饒速日尊をお祀りしたのが始まりで、のちに「下之社(しものしゃ)」に可美真手命が祀られたが、今は「下之社(しものしゃ)」が本社となり、両神が祀られている。
今回は願掛けということで、初めて、お百度参りに挑戦。
一往復約20mほどだろうか。ということは、100回で、約2キロということになる。
お百度紐を1本づつ、折りながら数える。
歩きながらの願掛けは、少々きつかったが、いろんなことを思い出せる貴重な時間だった。
このあと、上社(上之宮)にも参ったのだが、さっきまでの喧騒が嘘のように、参る人は極端に少なかった。
白い玉砂利が敷かれた上社は神域に相応しい荘厳さを感じた。
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