紫陽花の咲くころ Ⅰ ~オタクサ七変化
堺市の「三宝水再生センター」で、“三宝あじさいまつり”が開催中。 (6/10まで)
この催しは、大和川河口に位置する当センターが下水の処理水を有効活用して、育てた紫陽花を期間中に限って、一般公開するというもの。
約100種1600株あるというから、相当な規模だが、変わった品種を数多く見られるのも、魅力である。
紫陽花は花の色がいろんな色に移ろうので、七変化ともいわれている。
江戸時代、長崎に来たシーボルト(ドイツ人医師でオランダの軍医として来日、鳴滝塾を開き医学を教えた)には楠本 滝さんという愛人がいた。
シーボルトは、”おタキさん” とうまく発音できずに、”おタクさん” と呼んでいたとか。
彼は帰国後、日本に残した“おタクさん”を想ってか、紫陽花に「ハイドランケ・オタクサ」という学名を付けたという。
置いて帰ったくせに、後になって、想いこがれるなんて、紫陽花ばかりでなく、人の心も七変化である。
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