亀の瀬「時空の銀河」トンネル ② ~光の歴史遺産「もう、すべらせない!」
1890年(明治23年)大阪鉄道(現JR関西本線)によって作られ、1931年(昭和6年)からの地すべりで圧壊したと思われていた亀の瀬トンネルが、2008年(平成20年)に開鑿工事で坑道を掘削中、当時そのままの形で発見された。
当時、地すべりによって、使えなくなった亀の瀬トンネルは放棄され、線路は大和川左岸に移された。
その後、トンネルの位置もわからなくなっていたという。
まさに歴史的な発見となった亀の瀬トンネルだが、今、プロジェクションマッピングにより、光の歴史遺産として甦った。
現在でも地すべりが発生すると、大和川が堰き止められ、奈良盆地や大阪平野が水没し、被害額は4.5兆円と想定される。
人々の生活を守るために、この地では60年近くに渡って850億円以上の費用を投じて現在も地すべり対策工事が続けられている。
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