「あけのべ一円電車」 ~ガタガタゴットンの旅路
明延鉱山で採掘した鉱石は、神子畑選鉱場(みこばたせんこうじょう)に輸送した。
明延鉱山では鉱石を堀り、神子畑では鉱石を細かく砕いて銅・銀・錫などの金属を分離した。
明延鉱山と神子畑選鉱場は約6kmも離れていたが、昭和4年、電車による鉱石の鉄道輸送が始まった。
明神電車という。
鉱石だけではなく、人を運ぶ客車の運行も始まり、料金1円で人々を運んだ。
これが一円電車で、片道30分、客車2両で定員は約40人。
しかし、昭和60年、明延鉱山の閉山前に一円電車の運行は終了した。
平成22年、明延振興館前に長さ70mの一円電車の線路「一円電車明延線」が完成し、一円電車が復活した。
蓄電池機関車で客車くろがね号を牽引しているが、この客車くろがね号は、明延鉱山で最後まで使われた本物の一円電車だ。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
FC2 Blog Ranking
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます