明延鉱山・探検坑道 ② ~地中に眠る栄華の跡
ガイドさんの説明は採掘の機械だけでなく、鉱山の歴史や当時の暮らしぶりまで多岐に及んだ。
明治42(1909)年に近代的な開発が始まり、昭和62(1987)年の閉山まで大いに栄えた明延鉱山は錫の採掘などで日本の近代化を支えた。
昭和30年代の明延には社宅が780戸あり、人口約4000 人で、鉱山従業員は1500人以上いた。
町には電車が走り、病院や学校、テニスコート、映画館もあった。
坑夫は命懸けで働く分、高給取りだったようで、当時まだ高級品であったテレビが各家庭にあったという。
もちろん、誤爆や落盤で命を落とす坑夫もいただろう。
坑道内の熟成庫「明寿蔵」では地元の酒米を原料とした純米酒を熟成している。
香りがよくコクのある仕上がりとなるそうだ。
鳥籠のようなエレベーターなのに超高速で地下の階層の深くまで行けたようだ。
坑道"探検"ツアーも無事、帰還。出口の明かりが見える。
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