変革への挑戦「ラ・グルヌイエール」 ~印象派ミュージアム ③
印象派誕生のきっかけとなった2人の画家は、パリ郊外のセーヌ川沿のリゾート地(ラ・グルヌイエール)に一緒に出かけ、キャンパスを並べて作品を制作した。
モネとルノワールである。
「ラ・グルヌイエール」には随所に初期の印象派の技法 ”色彩分割による光の表現” や ”色と色を重ねない筆触” の試行錯誤の様子が見て取れるとされる。
会場では、まず、筆の質感を残した描き方を実体験する。
まるで、怒涛の波打ち際にいるような感覚。
水面の光の揺らぎを表現することに挑戦していたモネに対し、ルノワールは人物描写に重きを置いたという。
モンマルトルにある庶民的なダンスホールを描いた「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は、彼の代表作といわれている。
有名な「踊り子」が代表作のドガと女流のパステル画家カサットは親交が深かったといわれている。
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