円覚寺・宝冠釈迦如来と白龍図 ~鎌倉 Story ⑦
北鎌倉駅のすぐ東に臨済宗円覚寺派の大本山・円覚寺(鎌倉五山の第二位)が接している。
総門と石階段がひと際、鮮やかな紅葉と黄葉に彩られていた。
円覚寺は1282(弘安5)年8代執権北条時宗が元寇の戦いの双方の戦死者を弔うために宋の高僧 無学祖元を招いて開山とし、この地に禅院を開いたのが始まり。
寺名は寺の起工の際、地中から円覚経を収めた石櫃(せきひつ)が出現したことによるという。
夏目漱石の「門」にも登場した山門前の階段。
仏殿には本尊である宝冠釈如来像を祀られている。
煌びやかな宝冠のお釈迦様で華厳の 盧遮那仏 ( るしゃなぶつ ) とも称される。
天井には三界(天・地・海)を治めるという三爪の白龍が睨んでいた。
脇侍は、梵天立像と帝釈天立像。
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