ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子提供曲:その3 木の実ナナさん

2010年03月16日 | 西島三重子
西島三重子さん提供曲、第3回目は木の実ナナさんです。
木の実ナナさんへの提供曲は全部で6曲あります。

・「あばずれ」「朝の歌」 昭和52年5月『紅ほおずき』に収録
・「うぬぼれワルツ」 昭和53年7月シングル『うぬぼれワルツ』A面
・「アフター・シェーブローション」 昭和54年6月『WOMAN』に収録
・「夢織り人」 昭和55年5月シングル『砂の城』B面
・「わが胸の底の湖」 昭和56年11月『わが胸の底の湖』に収録

最初の提供曲は「あばずれ」「朝のうた」の2曲で、アルバム『紅ほおずき』に収録されています。発売日は昭和52年5月21日ですから、西島三重子さんのセカンドアルバム『さめないうちに・・・』発売の直後ですね。

木の実ナナ オリジナル・アルバム NANA Vol.2『紅ほおずき』、発売はトリオレコードです。
作詞は「あばずれ」「朝の歌」ともに、なかにし礼さんです。

次の提供曲が「うぬぼれワルツ」で、シングルレコードで発売されました。
作詞は門谷憲二さん。西島三重子さんのサードアルバム『かもめより白い心で・・・』からコンビを組み、多くの名曲を残しています。

    女はいつもうぬぼれよ
「1978.7.7 昨年の4月25日発売の「紅ほおずき」より約1年2ヶ月ぶり、彼女の新曲「うぬぼれワルツ」が新たに街に流れ始める。1976.4月彼女は歌手としての活動を、当社に移籍後「おまえさん」から開始した。芝居、踊りと加えて近くは松竹作品「寅次郎我が道を行く」の21代目マドンナ役と映画にまでひっぱりだこの彼女。しかしながら彼女の歌手としての側面はこれから開発され、世の中に広まっていくようだ。「うぬぼれワルツ」はその再起にふさわしい曲である。流行言葉の「いい女」を逆手にとってナナは「あんた男前、あたしいい女、ラッタッタ、ラッタッタ うぬぼれワルツ」と歌いかける。・・・」
長くなりましたが『THE BEST OF NANA うぬぼれワルツ』の帯からの引用です。当時の状況をよく表しています。発売はトリオレコードです。

次の提供曲は「アフター・シェーブローション」です。作詞は麻生香太郎さん。
アルバム『WOMAN』に収録されています。発売はSMSレコード。このアルバムには「うぬぼれワルツ」も収録されています。

シングルレコードの「砂の城」のB面に収録されている「夢織り人」です。発売はバーボンレコード(徳間音楽工業)
余談ですがA面の「砂の城」は五輪真弓さんの作品で、テレビドラマ『港町純情シネマ』の主題歌です。『港町純情シネマ』は銚子市の外川町の寂れた映画館を舞台にしていました。実際に撮影に使われたのは、銚子日活だったと思いますが、現在は取り壊されて、なくなってしまいました。

最後の提供曲が「わが胸の底の湖」です。同名のアルバムに収録されています。作詞はなかにし礼さん。バーボンレコード(徳間音楽工業)からの発売です。
なお、この曲は西島三重子さんが最新のCD『十三夜』でセルフカバーしています。

このCDは現在も入手できます。「わが胸の底の湖」のほか「うぬぼれワルツ」もセルフカバーしていますので、ぜひ聴いてみてください。
また、音楽配信サイト「OnGen」で1曲200円で購入することもできます。試聴も可能です。ただし、Windows7には対応しておりませんので、注意が必要です。

CD化の状況ですが、木の実ナナさんのベストCDにも「うぬぼれワルツ」「あばずれ」は収録されています。
私の持っているCD『全曲集』はかなり以前に購入したものですが、新しいCDにも収録されていますので入手は可能だと思います。

徳間ジャパンから発売された『ALL THAT NANA-20』です。「わが胸の底の湖」と「うぬぼれワルツ」が収録されています。なお、この「うぬぼれワルツ」は再録音で、「水中花」とのカップリングで発売されました。

なんと、『NANA Vol.2 紅ほおずき』がCD化されていました。今回このブログの記事を書くために発売CD等を確認していたのですが、現在所属しているダンカン・ミュージックから復刻CD2枚が発売になっていました。
オリジナルLPアルバム復刻盤『NANA Vol.2 紅ほおずき』
WATANABE WM-2003 2005.06.30

※ユーチューブで聴けなくなっている曲を削除しました。(2012.12.6)
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